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軽度の障害と仕事の両立
ひさしぶりに自分の疾患を自覚するエピソードがありました。
そのことについて書きたいと思います。
先日スタエフでも話した内容の要約版です。
私はもやもや病による脳血管障害に対して、開頭手術を経験し、
その後遺症として軽度の高次脳機能障害を抱えながら、
医師の許可のもと、臨床で看護師として働いています。
特に作動記憶(ワーキングメモリ)の低下が、
日々の業務に支障をきたすことがあります。
復帰して1年以上経ちますが、
未だに困難を感じる場面が少なくありません。
先日も、業務中にパニックになり、感情があふれ出す経験をしました。
それは、昼のカンファレンスの時間に
看護の研修報告をする予定でしたが、
急な予定外の業務の増加により時間がとれず、
ソロでの担当が続く中で不安が募っていました。
(普段はペアでパートナーシップで働いています。)
リーダーも忙しく、タイムリーな相談もままならず、
医師からの指示が次々と飛んできて、
検査や採血、コール対応をこなさなければならない状況でした。
わたしが業務に追われているときに、
それをみかねた夜勤だった上司から
「大丈夫?」と声をかけられた瞬間、
溢れる感情を抑えきれず、
だれも他にいない場所のスタッフステーションで
涙が止まらなくなりました。
感情を表に出してしまったことは
かなり恥ずかしい思いもありました。
このような困難な状況でも、
周囲のサポートやチームワークに感謝する気持ちは大きいです。
実際、その日の終わり際に、
業務が終わった後輩が私の雑務を手伝ってくれたおかげで、
なんとか残業も短く抑えられました。
こうした経験を通じて、
私は自分の脳の弱点と向き合いながら、
慎重に業務に取り組むことが重要だと再認識しました。
これからも自分の弱みを自覚し、
ミスにつながらないよう気を張って
仕事を継続していきたいと考えています。
そして、チームでの協力が不可欠であり、
決して一人で抱え込まないことが、
業務を円滑に進めるための鍵だと感じました。
もし同様な苦労や心境におられる方がいたら、
少しでも勇気づけられたらと思って残しました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。