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熊本の伝統と未来をつなぐ、能楽がもたらす地域の可能性
先日、熊本の郷土料理「青柳」にて、熊本の政財界の方々36名に集まっていただき、
【『熊本三獣士』と、能楽『高砂』から学ぶ郷土の誇りと魅力】と題して、トークセッション、会食のイベントを実施させていただきました。
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まずは、熊本について・・・
熊本は水の豊かな事で有名ですが、加藤清正が赴任したころは、河川の氾濫が多く、熊本城を築く際は、領内の土木・治水事業にも力を注いだことから、「土木の神様」と呼ばれています。
熊本城は、貴重な歴史遺産であると同時に都市型観光の拠点としての役割を担っています。
有名なのは、TSMCを誘致した菊陽町にある、「鼻ぐり井手(用水路)」。
“ヨナ”と呼ばれる阿蘇山の灰土水の流れを良くする作りで、現在でも熊本の農業に大きな利益をもたら活躍しています。
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私が能楽『熊本三獣士』、『高砂』を広めるのは
・「熊本三獣士」は、加藤清正の功績を称えた新作能。
・「高砂」は、熊本の阿蘇神社とに由来する物語。
皆さんは、能楽が世界最古の伝統芸能であり、世界文化遺産に登録されていることをご存じですか?
実は、現在残っている曲は200~250曲と言われているなかで、熊本の曲が作られたと聞き、3年前に開催された公演を観て、熊本の歴史、文化を改めて認識し、感動したのがきっかけで、熊本の強みである能楽の文化遺産は、これからの地域創生につながるのではと
『この文化を未来の子どもたちに継承するきっかけを作りたい』
『熊本の文化遺産を未来につなげたい』
という想いが強くなりました。
そして、今回、文化遺産「鼻ぐり井手」がある、菊陽町で文化庁の公演が開催されるので、多くの方に知っていただきたいと、その夜に、トークセッションと能楽鑑賞の食事会を実施いたしました。
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また、今回は5名の能楽師の方々にお越しいただくことができ、目の前で素晴らしい舞と能楽鑑賞させていただきました。
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当日は 菊陽町の吉本 孝寿町長にご挨拶を、株式会社あつまるホールディングス 青山正志 副社長に乾杯のご発声をしていただきましたが、熊本三獣士、高砂という能楽を、熊本の方々に多く広めていきたいとお話しただき、今後に繋がっていくのではと、大変うれしく思った次第です。
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私が能楽『熊本三獣士』、『高砂』を通して実現したいこと
2016年の熊本地震では熊本城をはじめ、多くのインフラが甚大な被害を受けました。その復興過程で、豪雨やコロナ禍に直面しつつも、清正公が残した多くの土木遺構が再注目されました。
このような背景から、熊本震災からの復興と未来に引き継ぐ強いまちづくりを応援するプロジェクトとして、「国づくり狂言プロジェクト」が発足。2019年から2021年にかけて、熊本では「熊本三獣士」が上演され、多くの地域住民や来場者が観劇され、現在の文化庁の予算で継承されています。
より多くの地元の方々に知っていただき、熊本と言えば、『熊本三獣士』、『高砂』だよね!という声を広げることできれば、この熊本の文化遺産を後世に残していく事になるのでは、と思います。
現在の熊本は、TSMC効果もあり、国内外から注目を浴び、国内はもとより世界から多数の人々が 来訪し注目されています。
『熊本市中心市街地グランドデザイン2050(熊本経済同友会・熊本商工会議)』では、「世界に拓く『城下町都市』」 となることを目指し、観光や経済・文化交流を担う取り組みがなされています。
海外から熊本を知っていただくうえで、歴史的文化芸術である、熊本の能楽やその魅力を通じて、歴史・文化・観光から地域創生につながり、多くの日本人や海外の人々にも知ってもらう機会になればと、まずは地元の政財界の方々にお集まりいただき、トークセッションと食事会を開催いたしました。
最後に
今回は、能楽を知らない方々にどう伝え参加いただくかが難しく、時間をかけて進めましたが、高島貴香子さん(公益財団法人産業雇用安定センター 熊本事務所 参与)、東直美さん、をはじめ、沢山の方々の応援を受けて実施することができました。本当にありがとうございました!!
また、今回は、県内、県外36名の政財界の方々にご参加いただきました。お忙しい中お越し頂きありがとうございました。
食事会後に、本当に素晴らしい能楽の舞台を間近に見れてよかった!
熊本の人にもっと知ってもらいたい!
次回公演に繋げていきたい!
といったお声を沢山いただきました。
ありがとうございます!
食事は、古文書が手がかりに、江戸時代のお殿様の食事を再現された、郷土料理「青柳」さんの本丸御膳で、皆様舌鼓。
お殿様気分で皆様に楽しんでいただけたのでは、と思います。
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