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〈読書ノート〉集中力を超える「没入力」を手に入れる
どうにも集中できない。
なんだか頭の回転が鈍い。
この本にある方法を使えば、そんな悩みから解放されます。
TVショッピングくさい紹介になりましたが、確実に効果を実感できます。
即効性があり、いつでも、どこでも、会議中にだってできるんです。
それではポイントだけ紹介します。
「一点集中」から「全体集中」へ
どこか一点に【5秒間】意識を集めます。
たとえば、モニターの電源ランプなど、文字通り一点に集中するのです。
最初は意外と難しいんです。
ソワソワしてくると思います。
気が散っている状態がデフォルトになっている現代人にとっては、一点に集中する力が弱まっているんですね。
一点集中が深まると、全体集中という境地が開けてきます。
一点をずっと見つめていると、その状態で視界が広がっていき、フワーっと全体も認識できるようになるのです。
たとえば、管理職などリーダー役のひとは、自分の仕事に集中していても、周りがどう動いているのか、なにを話しているのかを把握しています。
それが「全体集中」できている状態です。
「没入力」を高めるステップ
「心・技・体」を整える。
「心構え」をリセットする
他人軸ではなく、自分軸で生きる。「骨で立つ」姿勢づくり
筋肉で姿勢を保つのは疲れる。理想は骨で支えること。「5,3,8」呼吸法
5秒かけて吸い、3秒止めて、8秒かけて吐く。目を閉じて「音」に気づく
周りの音を3つ探す。「集中カード」を凝視する
下のカードの中心にある白い点を20秒、凝視する。目を閉じて、残像が消えるまでの時間を数える。集中の深度によって時間が延びる。
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呼吸法と一点集中をするだけで、確実に集中力があがります。
作業をする前や、集中力の切れたときにでも、試してみてくださいね。
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青春出版社:2022.11.30
単行本:224ページ