過去問解説『36回69番の1』(満腹中枢)
基礎栄養学
食欲を促進する要因である。
満腹中枢の興奮(〇or×)
どんな話か?
食欲に関係する中枢(脳)に関する問題。摂食中枢との勘違いに注意です(^^
答え ×
食欲を促進するのは、摂食中枢の興奮である。
[食欲のコントロール]
私たちの食欲(食べたい・もうお腹いっぱい)という感覚は、間脳視床下部にある「摂食中枢」と「満腹中枢」によってコントロールされています。(まとめて「食欲中枢」と呼ぶこともある)
内容的にはシンプルで、
・摂食中枢が刺激されて興奮すれば、食べたい!となる
・満腹中枢が刺激されて興奮すれば、お腹いっぱい!となる
という関係です。
[注意点]
この範囲での注意点は、
カラダに変化が起こる
(例えば血糖値の上昇)
↓
中枢が刺激される
↓
食べたい・お腹いっぱいと感じる
という順番を間違えないことです。
例えば今回の問題の場合、「満腹中枢の興奮」は、「食事がお腹に入ったから」起こることであり、「これから満腹にするために働く中枢」ではありません。
ときどき、この勘違いによるうっかりミスがあるので、カラダの変化・中枢・食欲変化という順番は、常に意識することが大切です(^^
暗記用まとめ
・摂食中枢の興奮は、食欲を促進する要因である。
・満腹中枢の興奮は、食欲を抑制する要因である。
今日も勉強おつかれさまです。
marcy
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