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新しく出たとこ。『34回/基礎栄養』エキソ型酵素
34回69番(2)
トリプシンは、エキソ型酵素である。(○or×)
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「エキソ型酵素」が初登場しましたので、確認しておきたいと思います!
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・まずは問題の視点を確認
トリプシンとは、たんぱく質を分解する酵素の名前です。
たんぱく質はアミノ酸がたくさんつながった鎖状をしていますので、
この鎖を切るというイメージです。
・エキソとエンド
鎖を切るとき、切り方には2パターンあります。
・内部(中)から切る
エンド型と呼ぶ
(エンドは内部という意味)
たんぱく質消化酵素であれば、ペプシン、トリプシン、キモトリプシンが該当
短い鎖がいくつかできるイメージ
・外部(端)から切る
エキソ型と呼ぶ
(エキソは外部という意味)
たんぱく質消化酵素であれば、アミノペプチダーゼ、カルボキシペプチダーゼが該当
端っこから、最小単位であるアミノ酸ごとに切っていくイメージ
今回は、胃で分泌されるトリプシンについて問われていたので、
正しくは「エンド型」酵素となります。
(答えは ×)
・流れからイメージする
体内の順番としては、まずはざっくり切ってから(エンド)、
細かくしていく(エキソ)という流れです。
これはタマネギをみじん切りにするときと同じ流れなので、覚えやすいと思います。
(荒みじん状態から包丁で細かく叩いていく)
たんぱく質も、まず胃のトリプシンでざっくり切ってから、小腸でさらに細かく切るという順番。
あとはここに、エンドとエキソの名前を足してあげればOKです。
ちなみに、エンドやエキソは、糖質や核酸の分解酵素でも同じ意味で使われます。
もし他の栄養素で出題されたとしても、同じように考えてもらえれば大丈夫です^ ^
ぜひ、お見知りおきを。
今日も勉強おつかれさまです。
marcy
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