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真・三國無双ORIGINSが想像以上に面白かった
真・三國無双ORIGINSが面白い。
期待の意味を込めてフルプライスのダウンロード版を購入したが、発売してからもう二週間は経っただろうか。ようやく魏でストーリーをクリアした所だ。
戦闘に関して言うと難易度は乱世を往く者(普通)だが、それなりに歯応えがある感じ。何も考えずにボタン連打してたらやられるけど、敵の動きを見ていればそれなりに対応できる。弾き返しや見切りのタイミングがかなり緩めなので、なんかアクションが上手くなったように感じる。
ただ、終盤の敵が固すぎて若干作業になりがちだったかな。武将戦もフロムゲーのような工夫してなんとかするような難易度ではなくて、ストレスの溜まるような難易度だったようにも感じた。
さて、戦闘はさておき私が面白いと感じた部分はストーリー。よくもここまで細かく作り込んだな、というのが感想だ。そして、そのストーリーに起こる戦闘に自然に突入させるため、一枚マップで主人公が動き回るようにしたシステムが非常にあっているのではないだろうか。全武将が使えるのではなく、主人公一人に絞ったことでストーリーを濃密に体験できるようになった。
三国志のストーリーなんて、漫画や小説で何度も読んでいるし、三國無双シリーズもナンバリングは全てやっているので、流れは分かりきっている。それでも今回は次が気になってやめ時を見失うこともしばしばあった。
今の所は魏でクリアしただけなのだが、袁紹と戦っていたその裏で孫権や劉備がどんな動きをしていたのか、赤壁の戦いの前に何があったのか、呉と蜀のストーリーを進めることで補完できるわけだ。主人公の記憶をめぐってオリジナルストーリーも全然邪魔にはならない感じで良かった。
後はキャラ改変が上手くいってたのではないだろうか。張角はもう完全に別人になったがこれはこれで良かった。意外に董卓が以前までの酒池肉林の化物ではなくなって、なんならちょっとカッコよさすらあった。全体的にワードを連呼することが無くなったのも良い。劉備なら「仁の世が〜」などキャラクターの個性を象徴するようなワードを事あるごとに発していたのが、かなり抑えられている。
というわけで、次から呉と蜀のストーリー、そして、それぞれ別のエンディングも用意されているらしいので、とりあえずそれは全部見ようかと思う。
マップを見ると、DLCありそうだなと思うのだが、本当に赤壁から五丈原までORIGINS2を作ってくれないかな。