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ペルソナ

注ぐ陽の下では明る過ぎて
覆い隠そうとするものは
みな照らし出されるのだという 
 
けれど広がる夜闇の下でこそ
覆い隠すこともなくそれらは全て
剥き出しになってゆく
 
仮面を外すようにして
 
そのための家路に向かう疲労と
そのために盛り場に向かう渇望が
木霊して混ざり合う狭い交差点で
 
見飽きたそれから目を逸らすように
見上げた夕陽のやさしさに安堵を覚えた

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