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(楽曲詩) 月の無い夜

月の無い夜どこかで、多分君の部屋で温もりを失くした
それは未だに見つからず、君に夕陽を重ね合わせ、逆さまに眺めている

秋は深まり行き風は喘ぎながら、狂おしく僕の底まで走り抜け
銀杏は大粒の涙を、楓は忘れ得ぬ思いを、それぞれ散り落とした

満開の空は情熱も衰えも、憧れも絶望も全て映し出しながら
昨日やきっと明日も、変わらず青く蒼く碧く、輝いているんだろう


君のいないこの街に、君の面影を探すように
君の名前を、この街の夜空へと変えてゆく

※歌詞の一部にカエターノ・ヴェローゾの「Sou Você」の一節を含みます。
 インスピレーションに深く感謝を。

※楽曲として歌い、演奏している詩です。
 歌詞ではなく「詩」です。


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