(楽曲詩) 憧憬の向こう側
夢劇場に店じまいのベルが鳴り
冷たい朝陽が目蓋をこじ開ける
映画はまだ途中、僕は馬に跨り
悪者から君を救い出したばかりなのに
逃げ遅れた昨日がリセットされる
「現実」で塗り潰された今日へと
どうせなら一日の初めになんかじゃなく
人生を初めからやり直してみたいんだよ
せめてあと少しだけ
空想が現実を超えるまで
モノクロのスクリーンに映し出される
走馬灯のように継ぎ接ぎだらけのシーン
僕は決して忘れたりはしないだろう
決して忘れられそうにない日々だ
埃にまみれたセピア色のフイルム越しに
鮮やかに輝く綺麗な丘が見えた
いつの日か晴れた冬の朝そこへ
全て忘れ去りそして辿り着くのだろう
せめてもう少しだけ
シナリオが終わりを告げるその日まで
エンディングを見届けるその日まで
※楽曲として歌い、演奏している詩です。
歌詞ではなく「詩」です。
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