名曲への追憶（８）TOKIO 『AMBITIOUS JAPAN!』

(出典：amazon.co.jp)

150年前に新橋と横浜の間で開業した鉄道は、夢や希望や明日を願う人々を乗せて、今日もひた走る。

蒸気機関車から始まった駆動形式もまた、より快適に、より早く、より安全なものを求め、進化し続けているようだ。

人に歴史あり。鉄道にも歴史あり。

東海道新幹線の品川駅が開業したのは、2003年10月1日のことだった。

一連のキャンペーンソングとして起用されたのが、TOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』である。
※2003（平成15）年10月1日、ユニバーサルミュージックより発売

現在でも東海道新幹線の車内チャイムとして採用されており、利用する人々の耳になじんでいることだろう。

作詞・なかにし礼
作曲・筒美京平

昭和、平成を彩った天才音楽家のお二人は、2020年に惜しまれながら亡くなってしまった。
けれど、残してくれた数々の名曲たちは、いつの時代にも色あせることなく輝き続ける。

お二人にとっては人生のステージにおいてかなり後期の作品となってしまったかもしれないが、どんなことがあっても人生を突き進んでいく強さのようなものを、この曲からは感じる。

光に向かって突き進めばときには望みだって叶うという、そんなメッセージも。