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90. フロア交流タイムがつくった価値|マーチング祭®︎

1|フロア交流タイム

2023マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS
 9月|湘南藤沢オープン @秋葉台文化体育館
10月|岐阜ショーケース @東海学院大学体育館
11月|東海オープン @浜町アリーナ
3会場開催した。

今年、新たに試みたことがある。
「フロア交流タイム」だ。

実施する前からある程度の予想はあった。
"絶対に楽しい時間になる"
少し予想と違った。

"絶対どころか、このためにここに来た!くらいの楽しい時間だった"
本稿では「交流タイム」から見えたことや価値について記す。


2|交流から考える大会イベントの価値

大会という場の多くは、
 - 日頃の練習成果を発表する場所
 - 他者と比較することで、次の課題を見つける場所
 - 練習成果を発揮する充実感を味わう場所

といった、「活動や練習の成果を確認する場所」として機能する。

また、多くの大会がそうであった。
ここに「フロア交流タイム」が入ることで、大会の価値が一層増したと考えている。

 - 互いに激励し合える場所
 - 同じ楽しさを共有する仲間に逢える場所
 - 仲間と再会する場所
 - 歓喜の瞬間を共に味わえる場所

としての価値だ。

フロアでの時間だからこそ楽しい。
ユニフォームで交流できるからこそ、想い出に刻める。
表彰式の後だからこそ、激励し合える。
こうした空間は、日常の中では絶対に味わえないものだ。
だからこそ、大会主催者としてフロア交流の空間を提供したかった。
実際に、どこの会場もものすごく盛り上がった。

大会会場そのものが、エンタメ空間になったのだと感じた。


3|嬉しい出来事

大会後に、SNS上で次のような内容が多く交わされていた。
「写真を送ってくださーい!」
「誰か、写真持っていませんか?」

大会が終わった後も、このSNS上の賑わいはしばらく続いた。
そして、掲載される写真を観ては、大会の余韻に浸ることができた。
"どんどんやってほしい"
"どんどん発信してほしい"
と、盛り上がるやり取りを見て嬉しくなった。
また、こうした自然な交流は、多くの人を巻き込む相乗効果を発揮し、結果としてマーチング界全体の活性化に繋がると感じた。


4|楽しむ場所という価値

"マーチング祭 ALL JAPAN CHAMPIONSHIPS"
は、単なる日頃の練習の成果を発表する場所ではない。
ファンと選手みんなが楽しむ場所でもある。
「交流できる場」という価値を持った大会でもある。

年の終わりや元旦などの機会に親戚や友達と会うように、「大会に出場してみんなに逢える / 再会する」場所で在りたい。

マーチング祭®︎の大会イベントが、
"皆さんの人生で大切にしたい場所" で在りたい。

また来年逢おうね! ここで来年も


90. フロア交流タイムがつくった価値|マーチング祭®︎


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