そのトロッコは何故誰かを殺すのか(人事目線で考えてみる)
トロッコ問題をご存知でしょうか?
わりと有名なジレンマの問題かな。と思いま
す。
トロッコ問題(トロッコもんだい、英: trolley problem)あるいはトロリー問題とは、「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という形で功利主義と義務論の対立を扱った倫理学上の問題・課題。 Wikipediaより引用
図にある通り、5人の命を救う為に1人の命を犠牲しても良いのか?
というジレンマを表したものです。
切り替えポイントの人も含めて、どこのポジションにも居たくないものです。
シンプル思考がトレンド
話が変わるようで変わりません。お付き合いいただけたら幸いです。
生きている限り選択を迫られることは多く、決断しなくはならない時があります。
世の中の物事や事象は、分解的に思考していく事で困難そうに見えても上記ように二択まで絞り込む事が出来る。
という風潮が出来上がってます。
人事のお仕事でも、やはり採用枠や組織の人間関係など。ジレンマに陥ることはあります。
前述のとおり、問題をシンプルにすることで、その時の優先順位を決めて判断する際、二択までしぼれたら都合が良いですよね。
僕もよくやります。
゙二兎を追うもの一兎も得ず゙
とも言いますし、欲を貼った結果、何も得られないのではたまらないですよね。
そりゃあ1人死んでも仕方ない。
。。。んなわけねぇだろ(#ºДº)
常々、雇用は社員の人生を預かるに等しい行為だと思ってます。
二択に絞って1人の犠牲で済んで良かったねぇー(꘎ꔷ◡ꔷ꘎ )
なんてことは、まかりならんと思うのです。
致命的な犠牲者が出るくらいなら、効率なんてクソくらえなんですよ
シンプルにする前にやれることをやりましょうよ。
(ジレンマ?知らん!←)
①線路からの脱出
1人だろうが5人だろうが兎に角逃げろ!逃がせ!
②トロッコを止める
そのトロッコが何の象徴か知りませんが、破壊してでも止めれないのか??
っとまぁ2ちゃんねるなどでも出てきそうな意見を並べてみました。
嘲笑する人も一定数いるかもしれません。
でも、やらないよりマシだろ!?
さて、話題の本質になります。
これば二択だから゙こんな事になるのだと思います。
挿絵での切り替えポイントは一つしかありません。
しかし、この絵の手前にもおそらく切り替えポイントは幾つもあったんじゃないでしょうか?
極論、危機回避の機会損失が発生している可能性がある。
つまるところ、この問題の登場人物は挿絵に描かれている6人のみ。とは限らないと思うのです。
こんなジレンマが起きるまえからトロッコは動きだしているのですから。
勿論、ここまでクリティカルな問題を起こさない為に、最善を尽して業務用を遂行している仲間がいると信じています。
それでも、この事態が起きてしまうことはあるでしょう。そうなった時。
便利な思考停止に甘んじてしまってはいけないんじゃないでしょうか。
少なくとも安易な二択で処理しようとするのは僕は嫌だ。
考えてる゙風゙の人間に判断を委ねることで、トロッコは誰かを殺すかもしれない。
1人で立ちはだかっても止めれないかもしれないトロッコを、全員で止める事ができれば、物凄く強い組織になんじゃないかな。
と思うのです。
最後に言っておくと
今、貴方が抱えている問題は、もしくは誰かに投げかけてる問題は、本当に二択にしかならないのでしょうか?
効率も大切ですが、トロッコを壊すくらいの概念をぶち込んででも、本当の最適解を選択する機会を失わないようにしたいものです。
それではまた。