就活塾で大金を溶かし全敗→勝ちまくるまでの話
自己紹介
MARCH文系卒のシュウです。
まずは自己紹介がてら就活時のスペックと戦績
スペック:MARCH文系,TOEIC800後半,簿記2級,長期インターン経験有,
内定先:BIG4,日系総コン,メガバン,メガ損保,日系証券,日系トップIT,メガベンチャー、その他日系大手等
インターン:FAS, 外銀(非フロント),外資メーカー,外コン,日系IB,その他日系大手多数
自分の学歴にしてはかなり健闘した方ではないかなと思います。正直、秋頃までは上の結果にたどり着けると思っていなかったですし、ここに至るまで色んな挫折もありました。
3年春、卒業した先輩をTikTokで見る
これはもう衝撃でした。
僕はいわゆる飲みサーに入っていて、3年生になる前は頭お花畑でしたが、そんな僕でも3年に上がる頃には就活を多少なりとも意識するようになっていました。
サークルの先輩はどんな企業に行ったのかなー、やっぱ大手とか入社してキラキラした生活送ってるのかなーと。そんなことを考えなら友達の家でTikTokを眺めていたら、ベンチャー御用達の音源と不快な動きと共に見たことある顔が画面上に現れました。
そして、そっと画面を閉じ、焦りと共に確固たる決意をしました。
頼れる人がいない。よし、就活塾だ!!
もはや正常な判断ができない状態になっていました。
やばい先輩がTikTokベンチャーに入社したのであれば、ここまで騒がなかったと思いますが、別に全然やばくない、むしろコミュ力高めのお兄さん系の先輩でした。
そして、即家に帰ってググりまくりました。「就活 なにする」 「大手 行く方法」今見返すとアホ丸出しな検索ですが、とにかく必死でした。
こうして調べていくうちに、どうやら就活を終えた先輩に相談するのがいいという記事をいくつも見つけました。
「但し、ちゃんとした有名企業に”複数”内定した先輩」
この文を読んでキレそうになりました。そんな人いたら困ってねーよ!
絶望しながらもネットサーフィンを続けていると、就活塾なるものを見つけました。なんか怪しそうだな…そんなことを思ったものの、他に選択肢のない僕は、すぐさま個別カウンセリングのボタンをポチりました。
就活塾、意外といい感じじゃない??
当日は対面でカウンセリング(勧誘)を受けました。
どういう企業に行きたいのか聞かれ、その後そこに至るには何をすればいいのかをひたすら聞かされました。(今思うと、かなり的外れなアドバイスでした笑)
「MARCHは学歴的に足切りにかかるかどうかのラインなので(ここはまあ分からなくもない)、ESはサマーが一番通過しやすいです!逆に本選考になると通過しにくくなりますよ!」
今だから分かりますが、これはむしろ逆の印象を受けます。極論、時期によってバキバキに祈られるとかはないので、関係ないとも思いますが、本選考の方がきついとかは全くないかと。
今すぐ入会しろという営業トークですね。こんなの簡単に見抜けますが、焦りに焦っていた僕はそこまで冷静な判断ができませんでした。また、あの空間にいたら断れる人はそういないのではないでしょうか?
ミーハーだったため、コンサル興味あると言ったところ
理性を失っているかつ、アホだった僕は
「おー!そうなのか!」
「調整なんてアホなこと本当にしてるのか?まあいいや!実績あるみたいだし!」
こんなことを思い、心は入塾にほぼ傾いていました。
ただ、肝心のお値段が明かされていなく、とても気がかりでした。
「で、いくらなんでしょうか??」
え、めっちゃ高くね?こういうもんなのか?
確かに大学受験の予備校もまあまあ高かったけど…
相当丁寧にサポートしてくれるのかな?
1か月でも2桁万して渋いけどまあしょうがないか…
「今お金ないので、とりあえず1か月でお願いします。」
「1ヵ月じゃ中々成果でないですよ!最低3ヵ月は必要です!」
いや、まあそうかもしれんけど、高すぎないか?
3ヵ月プランが1ヵ月の料金だったらやってもいいんだけど…
「でもお金が今ないので、大丈夫です!」
「ローン組めますよ!皆さんそうやってご自分のお金で払ってます!」
ローン!?
「もう今月からバチバチにやっていきましょう!皆3ヵ月中にかなり変わります!
僕担当した子なんか、最初は怠け者だったんですけど、途中からエレベーターに乗ってる間も教材読み込んで、隙間時間でも学びたいんだ!なんて変わっちゃいましたから!
その子は〇〇証券にトップで内定しました!」
今考えるとツッコミどころしかないです。就活は教材読んだからって上手くいかないし、〇〇証券(リテール)は別に全然すごくない。(志望している方ごめんなさい。)あと、トップ内定って何やねん、誰が決めてどうやって知ったんだよ、という感じですが
営業トークはどんどん加速していき、とてつもない圧を感じました。これ契約しないと外出れないんじゃね?というレベルです。某就活塾は、強引な勧誘は一切しないとアピールしていますが、果たして本当でしょうか…
「これスマホに送っておくので、今契約書サインして下さればすぐにサポートはじめます!」
そんなこんなでサインをしてしまいました…
「早速今日からよろしくお願いします!夜中でも僕すぐ返信するので、バチバチにやっていきましょう! 不安とか進め方分からなかったりすればどんどん聞いて下さい!」
手厚くやってくれそうだな。まあ元取るか…
(その日は結局何も返信ありませんでした笑)
学生に借金を負わせるなんてこと(しかも10万とかいうかわいいものではなく、数十万)、普通の社会人ならしないと思います。
新卒時に就活を経験してないメンター笑
「シュウさんのメンターが決まりました!コンサルにも知見のあるコーチです!」
(え、カウンセリングした時の人じゃないの?あの人やる気満々だったけどな。
まあいいか、もっといい人かもしれない)
「はじめまして、現在独立して事業をやっている〇〇と申します」
「はじめまして、MARCH学部3年のシュウです! コンサルとか結構詳しいですか?新卒どこ受けられてましたか?」
正直笑いが止まりませんでした。
メンターの配置ミスったか?そうだよな、俺ベンチャー行きたいなんて一言も言ってないし。
ミスではないと知った時は、絶望に近い感情を抱きました。
よし、返金してもらおう!
運営に連絡したところ、クーリングオフ対象外なので対応しかねますとのこと…
就活教えること自体はとてもいいことだと思います。また、無料でやってくれなんてわがままも言いませんが、せめてちゃんとした実績があった上でやれよ、あと高すぎる。毎日ES見てくれたり、その他のサポートがある訳でもない、本当にその金額に見合ったことをしているか?
就活生の支援したいなら、個人的に活動すればいいのに、複数人でやるなら全員ちゃんと実績ある人にしろ。そうじゃないならそんなことするな。改めてそう思います。
当初は変な企業じゃなく、高給で名の通った企業に行きたい。そう思っていましたが、ここに至るまで上記のような目にあったことで、途中からもう違う何かと戦っていました笑
自己分析の毎日!
毎週の課題(笑)は膨大にありました。
内容は、ざっくり言うと、その辺に転がってる自己分析本にある内容と大差ないです。それを数週間に渡って行います。
同じ取り組みをするなら、大金なんて払わずに自己分析本を3冊購入、6,000円ちょっとで済んだかもしれませんね。
上記取り組み自体イケてないので、絶対マネしないように。
ひたすら過去の振り返りを行い、マインドマップみたいなものも書かされました笑
ただ、その時は自己分析を極めれば就活勝てると思っていたので真面目に
1日何時間も取り組みました。
毎週FBもありましたが、何を言われていたか覚えていないレベルで役に立っていないです。(そもそものカリキュラムがイケていないため)
同時にESも書いて添削してもらいました。と言っても、週1度くらいしかしてもらえなかったですが。
オプションで付いていた模擬ケース面接(別途要課金)も行い、万全の準備をした”つもり”で、大事なサマーインターン選考を迎えます。
ちなみに今振り返ると、そこでのケース面接FBも、まあ浅くて無意味なものでした。ケースのFBなんて、基本的に戦コン在籍者や内定者以外から受けるものではないと思います。(一部総コンでも指導するに値するレベルの方はいるはずですが。)
サマーほぼ全敗 → 指導期間終了
初手のESで祈られることが多かったです(笑)
本当に何を学んできたのか、泣きそうになりました。
その時は某就活塾のせいではなく、自分が悪いんだと思っていました。
「今出しているサマー全然通らないです…」
「でも第一線の企業ばかり出していくつか通っているのであれば順調でしょう。心配しなくていいと思いますよ、これからも頑張ってください」
ある人を頼り、無双し始める
学生にしては結構な借金を抱え、しかも全く勝てないという状態でした。
その後1ヵ月ほど我流でやっていましたが、当然結果は出ないまま。
そこで、今度は個人で指導している人を頼ってみようと思いました。(懲りない笑)
その方は結構な頻度で赤裸々に発信している方で、しかも本人の新卒就活時の実績もちゃんとあったので(BIG4内定等)、信用して教えを乞いました。
あまりにも高額であればやめておこうと思いましたが、いざ話を聞いてみると、僕が払った某就活塾の15~20%くらいの値段でした。また、開始してもかなり密に連絡を取り、毎日ESの添削を行っていただきました。
指導開始してまず驚いたのが、僕が某就活塾で添削してもらい、完成したと思っていたESを見てもらったところ赤字だらけに。
やっぱり意味なかったんだと再認識させられ、怒りに近い感情もこみ上げてきました笑
そこからガクチカ・自己PR等、どの企業でも必要な項目を終わらせ、志望動機や面接スクリプトの作成にかかっていきました。
ただ答えを教えるのではなく、どこが違うか指摘して、その後自分で考えて再度添削してもらうというスタイルだったので、かなり力が付きました。
どのようなESが通るのか、ダメなESはなぜダメなのか等、自分で理解できるレベルまで極めました。
今までの就活”ごっこ”とは違って、とてもきつかったのですが、それに伴って結果もついてくるようになりました。
後々僕が友人や後輩にもES添削を行い、彼らが無事通過し、面接でもESを褒められるレベルになったのも、その人のおかげです。
指導を受けていく内にESはもちろん全通し、面接もほぼ全勝するようになりました。
「ESが”かなり良く”書けると、面接もほぼコケない」という重要なことに気が付いたのもこの頃です。
就活塾に入っていた時では考えられなかった状態になり、その方にはとても感謝しています。
外資系企業であっても、ESで落ちることはなく面接もすんなり通っていきました。ただ、僕は英語を話すことはできないため、大体英語面接でボコボコにされていました。
終わりに(教訓と警告)
これは声を大にして言いたいです。もちろん中には有益なサービスもあるでしょうが極めて少数です。実際僕の周りにも同様に就活塾に入った人が数人いますが、ほぼ全員が同じように後悔をしています。
その後僕が手伝わずに、頼る人もいなく、そのまま突き進んでいった人は見事に散っています。軌道修正できないと本当にそうなります。
また、就活塾に入るとスーパー意識が高くなり、同時に自分がしている行動は正しいんだ!という謎なプライドが生まれてしまうので、余計軌道修正できず負のスパイラルに入っていきます。
ぜひ、僕のことを反面教師にしていただければ幸いです。
とにかく、頼れる先輩を探してください。
判断基準は、「業界トップ企業に複数内定しているかどうか」
その人を本当に頼っていいのか分からない人は、僕に相談してください。
信頼に足る実績なのか、参考になるアドバイスができると思います。
また、頼れる人がどうしてもいない場合、超やる気がある人に限定して、僕が直接教える可能性があるので、連絡してください。
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