人生初・落語鑑賞レポート

京都大学の11月祭を満喫している水無瀬です。
私は今年4回生ということで、学生最後の11月祭です。光陰矢のごとしとはこのこと。

4回生で余生ということで、筆者は今年特に企画には出演せず楽しむ側に回っており気楽です。
その中で、両親から強く勧められた企画が一つあります。
それが、京都大学落語研究会の落語企画。

なんと、落語家の方をお招きして、その方の寄席を拝見できるというもの。
筆者は落語に興味がありつつも、きっかけがなくてなんとなく心理的ハードルを感じていたのですが、両親からのすすめもありこれは見るしかない!と一家で見に行きました。

結果、大変面白かったです!!!
緻密に作り込まれたネタ、スムーズな役の切り替え、軽快な語り口と三拍子(それだけではない魅力もたくさんありました!)そろっていて、「落語は知識が必要なハイソな笑い」という先入観がぶっ壊されました。

演劇(中高時代は演劇部でした)と日本舞踊の経験をミジンコくらい備えている者として、特に感動したのは

・一人で何役も演じ分ける
→落語は、首の向きと口調の違いで役を演じ分けるのです。衣装も髪型も変わらない。それでも、ちゃんと会話しているように見えるし聞こえるという名人芸のすごさを体感しました。

・枕・オチがまとまっている
落語に必須なのは、「枕」といわれる場を温めて客の意識を向ける話と、話のオチです。とくにオチが決まらないと落語は完成しません(と思います)。落語の話にはいくつか盛り上がりどころ、笑いどころみたいな箇所がたくさんあって、さらに最後ひと笑いできるオチがあります。
今までの話の流れを踏まえながら、クスっと笑えるオチを作るというのはまさに達人の技。

まとめ
落語というと、「古典」「教養」という固定観念がありましたが、「古典」といっても、作品が作られた時代からしてみればリアルタイムの風俗やユーモアを盛り込んだドラマのような娯楽だったんだろうなと感じました。
東京や神奈川でも落語が見られるところがあるはずなので、ぜひ落語の寄席にも足を運んでみたいです!

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