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ギフテッドの幼少期の生活で気を付けてほしいと願うこと

今までもある程度中学生くらいの知的能力の高いお子さんをサポートさせていただいてきたけれど、最近はご縁をいただいて幼少期や学童期のギフテッドであろうと思われるお子さんのサポートの機会をいただく幸運に恵まれた。
月1~2回程度の親子でのサポートです。

子どもの様子やご両親の関わりを拝見していて
注意してほしいと思うことがあります。

それは、ギフテッドであろうと思われる子どもは知的好奇心旺盛で
本をよく読み、PCやタブレット、スマホなどで興味のあることを
とことん調べるのだが、それに費やす時間が必要以上に多すぎるということです。
ご両親も子どもの好きなことをさせてあげたいと思われるので
無理はないのですが、それが幼少期や低年齢の学童期であれば注意してほしいと思います。

まだ、幼くて疲労感を適切に感じることができない彼らは必然的にオーバーワークとなり、興味関心事に向き合う時間以外の時に弊害を表出させます

好きなことをしていて集中している時は良いのですが、
そうではない時間には、全く周りの言うことが聞けず、
思考することすらできない状態になることも少なくありません。
心ここにあらず。という感じです。
勝手な行動や言動となります。
集中することなど到底できない状態です。

疲労感を適切に感じることは心身を健全に保つために必ず必要なのですが、
その脳内ネットワークが未熟である場合、疲労を感じない場合もあるのです。
以前サポートしていたお子さんも疲労感が感じづらく
その内に必ず熱を出したりして強制的に休まなければならない状態に陥っていました。
それはとても危険な状態です。
私たちは、少し疲れたな~と感じた時に早めに身体を休めようと考えます。
そう言うことができることで、学校や仕事などを休まなくても良いようにできるのです。

脳疲労は特に感じにくく、イライラ感や怒りなどとして表出することもあり、誤解を生むことも少なくありません。

身体と脳(心)がバランスよく疲労し、その疲労感を適切に感じることができ、休めることができる。
そんな風に子どもの生活を見ていかなければなりません。

学校になじめなくて
学校に行かない場合も特に、大事な発達の時期である学童期の子どもが家庭で過ごすことが多い場合、
心身のバランスや認知能力のバランスの良い発達に結び付く過ごし方を家族の方には考えていただきたい。
彼らの才能が個性として花開くような発達援助をしていただきたいと思います。

でなければ、才能が開花しないどころか
二次障害として精神的に不安定な状態を招いてしまうからです。

最近取り上げられる「ゲーム依存」に関する話題も
「ゲーム」が悪いと言っているのではなく
未熟な脳である時期に過度に与えることが
生活に支障をきたすほどの依存になる可能性が高いということです。
きちんと疲労を感じ、自制することができるほど脳が発達したのちに
ゲームを余暇事として楽しむので良いのではないでしょうか?

可能性がある子どもたちの未来が閉ざされないように、
子どもたちの未来を拓くための養育、教育環境を整えるのは
おとなであるわたしたちの役目なのだと痛感します。

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やまもと まゆみの世界感<発達障害って言葉が無くなること願って、大人と子どもの発達支える仕事してる>
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