発達凸凹の子が思春期以降にもしっかりと発達、成長することがイメージできない皆さんへ①
こんにちは。
今日は、連続記事投稿をとりあえず横に置いて
タイトルにあるように『思春期以降の発達、成長」がイメージできない人が多いので、どんなふうに育っていくか?の一例をお話しします。
そもそも、18歳以上になるとキャリアサポートと生活介護なんかのサポート以外に発達凸凹の子が受けられるサポートがどれくらいあるのか?ということを考えてみてください。
与えられた「お仕事」ができれば、言い訳ではないのです。
「生きる」ということは、お仕事することも大事だけど、
その他のこともとっても大事なのです。
その他の大事なことも発達凸凹の子も同じように経験して、発達して、
成長して、娯楽も楽しみ、生活の質を向上さえ、楽しく「生きる」を実現しないと何とも「無味乾燥な」毎日になってしまいます。
そうなると、「脳」が働いてくれなくなります。
子どもたちが大人になっていく過程を想像してみてください。
小、中、高校生活を終えた子たちは、どんなふうに育っていきますか?
大学や専門学校に進んで、教育課程に身を置く子たちも少なくありません。
仕事についたり、アルバイトをしながらいろんな経験を積んでいく場合もあります。
そうしながら、子どもたちは大人になり、社会とつながり、人生を楽しみ生きていくのだと思います。
学校というある意味守られた環境から、「社会」へと飛び出すのです。
異年齢の人たちの中で、人と交わり、もまれ、経験し、そこから学び、考え、大人に必要な「実行機能」を高めていくのです。
では、発達凸凹の子たちは、どうなのでしょうか?
特に発達凸凹があっても、ある程度の認知能力を持っているボーダー域にいる子たちは、どうしても今まで「特殊教育」を受けてきていた「知的障害」を伴う障害児域寄りで特別支援教育を受け、障害サポートを受けることが多いのです。
そうなると、18歳以上のサポートでその高機能な「実行機能」を少しでも向上させるようなサポートや継続的に生涯学習のような教育サポートを受ける環境はほとんどありません。
でも、ゆっくり発達する子たちは、まだまだ学び続け、
発達し続けていかなければならなりません。
でも、そのサポートが皆無なのです。
結局、その結果、家族にそのお鉢が回ってくるというのはのはおかしくないですか?
社会が未熟な人を成熟した大人へと育てていくんじゃないのですか?
そう考えると、私たち、サポートする側は、18歳以上の子たちをそれまでと同様に、様々なサポートを継続して行っていかなければならないのではないでしょうか?
特に「教育的視点」をもって。
そんな考えと想いから、18歳以上の子たちへも様々なサポートを継続して行っています。
継続して行っているサポートにより、発達成長していく彼らの姿の一例をお話ししたいと思います。
つづく・・・。