発達凸凹ちゃんの心と体をぐーーーーんと伸ばす<発達の評価ポイント>
幼児ちゃんが、春を迎える準備のように
グングンと発達している。
私が子たちや若者が<発達、成長してる>って思うポイントは
学校や保護者の方の評価ポイントとは少し違う。
皆さんが気にする
「字が書けるようになる。」とか
「学校の勉強について行けるようになった。」とか
は、あまり発達の評価ポイントにはしない。
練習したり、教えてあげたりして
「慣れや経験値が上がることでできるようになっていくこと」
よりは、教え込めないこと。
その子の内面的な変化が生んだ行動、言動の変化を評価する。
俗にいう「精神年齢」もしかり。
ある子は、最近めっきり遊びが変化してきていること。
ぬいぐるみを可愛がっては
ぬいぐるみとお話しているように語り掛ける。
教室に来たら、椅子にちゃんと座らせて
「見てるだけだよ。」って言い聞かせてる。
情緒が豊かに育ってる。
相談に来た時とはコミュニケーションスキルも雲泥の差だ。
公園でも今までなら嫌がってしなかった遊具での遊びを
不安ながらも「やってみる~。」と言って挑戦できるようになった。
また、ある子は、非常に知的好奇心旺盛で
知的ギフテッドと言われる対象児。
最近の自分の脳の状態を自分で理解して、
集中ができず、頭の中がわさわさして落ち着かない
ダメダメのサポートデイだったと
私とのプログラム時間を振り返り、お父さんにそのことを伝えたのだという。客観的に自分の状態を理解してきたとはすごいことです。
若者の中にも発達凸凹が顕著に残っていて、
社会性や協調性、周りの空気を読めない人の中の一定数は
「自己理解」が進んでいない。
「メタ認知」が獲得できていないのだ。
だから、困りを感じられない。
別に今のままでも困らないと思っている。
若者のサポートプログラムの最初のスタートは「自己理解」を進めること。
個性を非難しているわけではありません。
「自分というものをしっかり理解して、自分と上手く付き合って生きていくためには必要な作業」なのです。
自分らしさを大切にするには、自分らしさとは何か?を
見つけていく必要があるのです。
それを、幼児期に自分らしさを発見し出したというのは
凄いことです。
こんな風に早くに効果的なサポートがなされると
ホントにスムーズに子どもたちが勝手に発達を加速させてくれるのです。
小さくても評価すべき子どもの発達、成長の評価ポイントを見つけるには
経験が必要ですが、身近である保護者の方ならそのうちになんとなくわかってきます。
そんな保護者の方が今までもたくさん、子どもと同様に巣立っていかれましたから。。。
単純に「出来たことを褒める」と言うのではなく
子どもの発達を褒め称えてあげてください。
満面の笑みをもって。