九鬼の記事vol.4(2019.01.06)
0.今週の記事のレビュー
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「今週の記事のレビュー」では、本記事を簡単にまとめています。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1️⃣今週の学び:「下腿(スネ)の前傾」です。実際のトレーニング動画を交えながら、どのようにして加速の動作の中で下腿を前傾させるように指導して、選手を導くのかという難しい課題について話しています。
2️⃣今週の陸上部:今週は練習がなかったのですが、年末年始に家族と一緒に過ごせること、父親になってコーチングが変わることについて書いています。
3️⃣今週のオススメ論文:箱根駅伝のNIKE厚底シューズを受けて、厚底シューズがランニングエコノミーに及ぼす影響について、科学的に検証した研究論文を紹介します。非常に、しっかりと検証された研究論文で、NIKEの底力を感じました。
4️⃣時事ネタ・記事の紹介とコメント:高校のラグビーのネタと暖かいところでトレーニングする必要性について。
5️⃣Q&A:
1.今週の学び
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「今週の学び」では、今週のできごとから九鬼が感じたことについて述べています。主にトレーニング・コーチングの現場での気づきを発信したいと思います。
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今週の学びは、前々回に引き続いて、「下腿(スネ)の前傾」です。
今回は特に、どのようにして下腿を前傾させるのかというトレーニングを紹介したいと思います。
トレーニングの内容は、年末年始に弟の九鬼巧と競技場で練習した時の練習です。
少しおさらいになりますが。12月に鹿屋体育大学で測定をしたところ、10mから30mくらいのところで、必要以上に空中にいる時間が長くなっていて。そこで、もう少し上方向ではなくて前方向に力を変える必要があるんじゃないか、そうするとピッチが上がってもう少しスピードが上がるんじゃないか、という仮説を立てて、実践したところ。
一時的に少しではありますが、疾走スピードが上がりました。
それを受けて、次回の2月の測定までには、二次加速での下腿を前傾させて力を上方向ではなくより前方向に傾けることを一つの課題にしました。
その一つとして、以前に取り組んだことのあるジャンプトレーニングから。
このジャンプトレーニングでは、膝を少し曲げて、下腿を前傾させた状態を作ったまま、上方向にジャンプしようとすると、下腿が前傾しているので、少し前に進む、というジャンプトレーニングです。
負荷をかけるというよりは、下腿を前傾させた姿勢で地面に力を加える、いわゆる「パワーポジション」のような姿勢を学習するトレーニングです。これは、彼が学生のころから取り組んでおり、本人としてもしっくりくる様子でした。
そして、その後にスキップ。この時のポイントは、目線を上下にブラさずに一定の高さで維持するように意識させます。目線が上下しないためには、重心の上下をなるべく小さくしなければなりません。
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