伸び悩むランナーに今伝えたいこと
1.タイムの伸び悩むランナーへ
最近伸び悩んでいます。これまでは練習していればどんどんタイムが伸びていたのに突然タイムが停滞しはじめました。もう何年もベストが出なくてやる気が…。という話を最近よく耳にするようになりました。
そもそも市民ランナーは陸上を始めたばかりなのだから練習すれば伸びるのは当たり前で、伸び悩んだ所で考えもがいて現状を打破する、ブレイクスルーしていく事こそが陸上の醍醐味なのだけれど、なかなか停滞から抜け出す方法がわからずにその場でもがいている人が少なくない印象を受けます。
そうするとだんだん自分以外に目を向けるようになり、タイム以外の所に目的を作ろうとしてしまう。けれど本心はまだタイムを目指したいと思っている。そうすると体と心のバランスが上手くとれなくて、タイムを目指して努力している人を見て、あいつは仕事もせずにとか、ネガティヴな感情ばかりが湧いてしまう人さえいる。(実際に私も言っている人をよく見かける)
しかし残念ながらこんな事を言っても自分が満たされる事は絶対ないです。
伸び悩んだ時のこの何とも言えない負の感情は
、結局のところプロのランナーであろうが市民ランナー(ある一定のレベルを超えた)であろうがさほど変わらないように感じています。
私も実際に上手くいかない、走れない時は周りに原因を探したり、環境のせいにしていた時もありました。心が荒んで、どんどん自己肯定感が薄れていく。自分が価値のない人間のようにさえ思えました。
まさに悪循環ですよね。
しかし結局の所、この現状から抜け出すにはもう一度自分自身と向き合ってその原因を追求し、速くなる為の正しい努力を積み重ねるしかないというのが私の最終的な結論です。
2.市民ランナーも次のレベルに入ってきている。
私は市民ランナーも大学や実業団のアスリートのように次のレベルに入ってきているのではないかと感じています。私がアドバイザーを務めている桃澤選手も実業団選手がなかなか出られない日本選手権に出るのだからとっくに市民ランナーという域を超えています。
そんな両者の垣根の無くなった状態で普遍的な部分は何か
それは自分のベストを尽くすという事、
自分のベストを尽くす。言葉で言うのは簡単ですが、これは案外難しいですよね。そもそも自分のベストとは何なのかというのもありますし、選択肢が少ない中からベストを尽くしているだけなのではないかというのもある。
諦めるには時期尚早
私が周囲の伸び悩むランナーを見ていて感じる事、それは自分を諦めるのはまだ早いのではないかということです。
実際に自分の能力を引き出すトレーニングは沢山あるし、怪我をしているならいいリハビリの先生も探せば必ずいます。本当に大きな怪我をしてしまった人を除けば、自分が動けば解決する事も多いような気がしています。
何故そんな事を言うのかですが、
私は26歳頃には恐らく足首の靭帯を損傷していました。足首は限界、日常生活もしんどくてかなり正直かなり厳しい状況でしたが、トレーナー、栄養士、治療の先生、沢山の人の支えやサポートのお陰で30歳まで競技を続ける事が出来ました。
これいいよと聞けば片っ端から試したし、正直、側からみれば怪しいと思われる治療法にも手を出した事があります。(もちろん効かないと思って辞めた事も同じ数だけあります。)
沢山ある選択肢から自分の今の最善を見つける事を常に意識してきました。
実際に最善だったかはよくわからないけど、数ある選択肢の中からこれが最善だと思って自分で選択してきたという自負はあります。
言い訳をするのは簡単。
自分に嘘はつけません。だからこそ、もっと自分で情報を探して、触れて欲しい。そして色んな人に出会って欲しい。そうすれば現状を打破する”何か気付き”があると思いますよ。
偉そうに話してきましたが、私にも万人の足を速くする為に何が正解なのかは正直よくわかりません。骨格が違えば筋肉のつき方も走り方も全然違う。走るというのは本当に奥深いものだと日々痛感しています。日々勉強です。
結局何が伝えたいかよくわからない支離滅裂な文章になりましたが、
私が伝えたいのは皆さんが思ってる以上に速く走る為には色んな方法がありますよ。
そして何が合うかは自分で試してみてねって事です。
折角もがくのなら、これまでの自分の知識の中で悶々としながらもがくよりも、もっと情報に触れて、人に相談したり頼ったりしながらもがいてみましょうよ。
考えを押しつけられるとウザいけど、情報の一つだと思って自分で取捨選択すれば納得して前に進める。案外そんなもんだと思います。
そんな事を繰り返してたらいいキッカケに出会えるかもしれませんよ。
はじめから効率を求めない。効率とは幾多の有象無象な情報に触れた後に自身の経験をふまえて自分なりに処理して、自分の中に落とし込めた時にはじめていつの間にか自然と効率的になるのだと私は思います。
色んな人に会って、色んな知識を得て、色んな事試して自分なりの正解を導き出す。
是非、本当の意味での自分のベストを尽くしてみて下さい。
多分今までと違った景色でそれはそれで楽しいと思いますよ。
3.皆さんへのお願い
これからこのnoteが速く走りたいと思うランナーの議論の場や気付きの場、憩いの場になればいいなと思っています。
速く走りたい人の為のキッカケやヒントになる情報を発信していけるよう、これから力合わせて頑張っていきます。
私達の経験がランナー達のブレイクスルーの一助になったら嬉しいな。
また、
どんな事して欲しいとかどんな知識が欲しいとかどんどんコメント下さい。
僕達の頑張るモチベーションになります。
速くなる方法を一緒に考えましょう。
楽しい質問お待ちしています。