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九鬼の記事vol.32(2020.07.20)
0.今週の記事のレビュー
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「今週の記事のレビュー」では、本記事を簡単にまとめています。★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
1️⃣今週の学び:今週の学びは、「FC大阪楽笑フットサルチームのトレーニング」と「オンライン勉強会」です。
2️⃣今週の陸上部・巧のトレーニング:大阪選手権と三重県選手権に向けて準備中。動きも良くなってきました👏
3️⃣今週のオススメ論文:今週の論文は、「サッカー選手における、シーズン中に行う短期間のプライオメトリックトレーニングのプログラムが、脚パワー、ジャンプ・スプリントパフォーマンスに及ぼす影響」
4️⃣時事ネタ・記事の紹介とコメント:原口元気選手のnoteが分かりやすい👏サッカー選手を指導するコーチは、ぜひ読んだ方がいいですね。たとえ、僕みたいなトレーニング系でも得られる情報は大きいです。
5️⃣Q&A:
1.今週の学び
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「今週の学び」では、今週のできごとから九鬼が感じたことについて述べています。主にトレーニング・コーチングの現場での気づきを発信したいと思います。
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まずは、「FC大阪楽笑(フットサルチーム)」へのスプリントトレーニングの指導から。
社長の泉池さんに機会をいただいて、FC大阪楽笑にスプリント測定とトレーニングをさせていただきました🙇♂️
1回のトレーニングが10-15分程度で実施できて、かつスプリント能力を高めるために、ということでトレーニングを行いました。
「いやいや、時間が短すぎるやろ」となりますが、、、場所などのいろいろな条件が重なって、この時間しか取れない、と。
でも、なんとかスプリントにも取り組みたいということで、工夫してやってみました。🤔
下の写真は、トレーニング効果を明示するための測定の方法について説明している一コマです。
光電管、と呼ばれる赤外線でランニングタイムを測定する装置を使って、選手のスプリントタイムを測定します👏
僕も走ったのですが、あまりタイムが思わしくなかった😭
トレーニング、頑張ろう...
陸上選手の感覚からしたら、実施できるトレーニングの時間が短すぎるのですが。
実際に球技の練習では本当にやらないといけないことが、数多くあるので、なかなかスプリントだけに時間をとるというのは難しいところ。
なんとか継続できるようにしていきたいですね。
目安としては、8-12週間で、どのようにして選手の脚を速くするか?です。
上の写真は、プライオメトリックのトレーニングをしているところです。
片脚特有の力発揮と、SSCの収縮様式など、複数の要素を含んだエクササイズで、選手の股関節周りをしっかりトレーニングしました💪
まだまだ始まったばかりなので、また続報を出しますね💪
そして、オンライン勉強会は、「藤井先生のクーリングのお話」。
暑い環境では、深部体温が高くなってしまって運動効率が低下して、結果的にパフォーマンスにも影響を及ぼす、というのが一般的なスポーツ生理学のお話です。
そうすると、その体温上昇を抑制するために、どのようにして体温を下げるのか?という「クーリング」についてお話をしていただきました👏
以下では、勉強会で出てきた質問の一部を紹介しますね🙇♂️
Q. アイスパックでクーリングを行う場合は、一般的に言われている脇や首などの大動脈に近いといわれる部位が良いのでしょうか?
A. 深部体温は、簡単には下がらない。しかし、首とか顔は感度が高いので、その部分に集中すると心理的な効果は得られる可能性がある。
Q. サッカーのハーフタイムにアイスバスに入らせているのですが、プレクーリングをするとすればアップ前にやるのがいいのか後がいいのか教えてください。
A. プレクーリング後に簡単にアップをした方がいい。少し運動すれば、すぐに筋温が上がるだろうからあまりアップを長くしすぎないことが重要だろう。
Q. 長距離マラソンでは暑いと帽子を被って走る選手が増えますが、これはクーリングの観点からはどれほど効果があるのでしょうか?
A. 日射がある場合は、効果はあるかも…しかし、その部分の放熱が妨げられる可能性もあるので、実施のところで効果は期待できない。
Q. 陸上選手のラウンド(予選準決勝決勝)間のクーリングを考えると走る選手であれば上半身中心に行った方が良いということになりますか? ちなみに私は短距離でしたが、現役時は予選後足、顔、首をクーリングして軽くアップして臨んでました(アップ中も首や顔を氷嚢で冷やしたりしながら)
A. 短距離のクーリングはネガティブな効果になる可能性があるので、顔だけや首だけにするのがいいのではないか。間であまり冷やしすぎないこと。
Q. テニスの試合中では、10分15分ごとの間欠的な高強度運動の間のコートチェンジで2分間ほど休息時間が取れます。このようなシチュエーションでは、どのクーリングが効果的でしょうか。優先順位などありますか。冷たいドリンク飲む、日傘をさす、氷嚢で冷やす、タオルで汗を拭くなどをしている選手が現状多い印象です。運動中の短時間冷却がそれほど意味がないなら、冷却の為に工夫しすぎてジタバタするより、戦略を考えることに集中する事のほうが優先順位が上になるなどは考えられますか。
A. テニスはしっかりブレイクがあるので、その間で適切なクーリングをすれば効果が得られると思います。おっしゃられるように、戦略についても集中する必要があるので、できる範囲で実施するというのが重要だと思います。
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