#1 エメンタールといえば /コトノハーバリウム
エメンタールとは、スイスの北西部の地方の名前だが、googleで単に「エメンタール」と日本語サイトを調べると、ある食べ物についてばかり現れる。
調べればわかってしまうので早速言ってしまおう、スイス原産のチーズである。
モッツァレラやカマンベールなどと比べると知名度は低いのだが、実はエメンタールチーズは複数存在するチーズの王様たちの一人と言われていて、酪農が盛んなスイスの中でもチーズ輸出量の実に半分を占める。
切り分ける前は直径1m、重さは100kg以上にもなる、世界最大級のチーズでもある。
王様と呼ばれるゆえんは、その大きさだけでなく、その形にもあるだろう。読者の多くがチーズと言われて思い浮かべる形というのは、大きな穴があいたものではないだろうか。それがまさにエメンタールチーズなのである。猫がネズミを追いかける某アニメの中で、ネズミ側の大好物として描かれたことによって、チーズといえば「穴あき」で「ネズミの好物」というイメージが形作られたようだ。(実際のところネズミは別に好んでチーズを食べるわけではないらしいが)
もちろん、味わいにも特徴的なものがあり、ほのかな甘みとナッツのような香りを感じるらしい(語っておきながら調べただけなので実際の感想は自分で味わって欲しい)。
調理法としてはサラダにも用いられるが、なんといってもチーズフォンデュである。グリュイエルチーズ(これもスイス産&初耳)とともに、本場チーズフォンデュには欠かせないものらしい。
ということで、今日のコトノハは「エメンタール」ということで。ではまた明日。
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