「機動戦士ガンダム 水星の魔女」10話感想 スレッタ両性具有説
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出張を終えて試合を終えて家路へ向かうミオリネ。疲れからか、不幸にもスレッタと心のすれ違いが起こってしまう。自分は必要な存在でなかったと落ち込むスレッタに対し、新たに送り込まれた、5人目のエランが言い渡したデートの誘いとは・・・。
特番もあったのになかなか感想を書き始めなかったためにこの10話の感想を書いているときは11話も見ているのですが、10話を見終わった時点ではもう少しミオリネとスレッタのすれ違いは続いて11話か12話あたりでウテナ33話のトラウマがぶり返されるのだと思っていました。ウテナと水星の魔女の関連に関しては、水星の魔女のシリーズ構成を担当されている大河内一楼氏がウテナの小説版を執筆されていることからです。
水星の魔女ではスレッタが5人目のエランに迫られる展開を予想していたのですが、ウテナ33話と違ってエランはスレッタとの行為に及ぶ直前で思いとどまると考えてました。それはなぜかというとスレッタは両性具有ではないかと思うからです。
以前からスレッタが他のキャラから「花嫁」といわれると「婿」と訂正し続けていることが気になっていました。1度ならネタだとスルーできますが、10話までの時点で3度以上あったのではないでしょうか。そこまでくると何か意味があるのではないかと思うもので、それは男性器があるからなのではと考えました。その根拠としては、7曜日の水曜日は水星にちなむ日であり、水星はマーキュリーです。水曜日はロマンス諸語ではローマ神話12人の最高神の1人であるメルクリウスの日であり、メルクリウスは両性具有の存在です。そう考えるとスレッタが婿と言い張るのは男性器があるからというのは荒唐無稽な話ではないのではと思います。付け加えるとメルクリウスは兄・妹の形として生まれ、後に結合して賢者の石となります。EDではミオリネが鉱石の中に入っている描写がありますが、なにか関係があるのかと勘ぐってしまいます。
ちなみにメルクリウスはローマ神話ではヘルメスとなるのですが、Gレコではフォトン・バッテリーの生産・供給と独占しているヘルメス財団という組織が出てきましたね。
エランと事に及ぶことなく終わったスレッタはミオリネにその日あったことを打ち明け、強固な関係と求めた二人はお互いに身体的な繋がりを求め、その際にミオリネはスレッタの秘密を知ることになると想像していました。
ミオリネ「どうせ私達じゃ何も残せやしないんだから」
スレッタ「のこ…せます。残せます」
精神的な繋がりより肉体的な繋がりが優先されたのはララァとシャア、アムロの前例があります。
11話でスレッタとミオリネはあっさり和解してしまったのでエランとの展開はなさそうですが、2人が身体的な繋がりを持つ流れはあるのではないかと思っています。性愛を語りたがらないZ世代をターゲットにしていることや放送時間的にも露骨に描かれることはないと思われますが、左近の性的マイノリティの問題に向き合うためにも同性の性愛は描いてほしいものです。
念のためにいっておきますが、スレッタが両性具有という展開はないと思っています。
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