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小説"風と共に去りぬ"で感じた女性差別
訪問ありがとうございます。マリナです。
私が、人生で2回呼んだことのある長編小説。それは "風と共に去りぬ" です。映画も1回は見ました。この本を読んで思った「女性差別」について話します。
私は、読書をたまにしていますが、2回読んだのは、後にも先にもその小説だけです。かなり長いので、読むのが遅い私にはきついこともありますが。けっこう、お気に入りの小説ですね。
でないと、2回も読みませんし。
しかし、この本は「黒人差別を促す作品だ」という批判があります。たしかに、この本の時代背景は「アメリカ南北戦争のとき」なので、奴隷の話とか普通に出てきます。
本の感じ方は人それぞれですので、その部分が強く印象に残る人もいるでしょう。私も読んでいて、差別を感じましたし。
ですが、それ以上に引っかかる部分がありました。それが「女性差別」です。もちろん、本の舞台となる時代では、日本でも似たような差別があったと思います。
しかし、私があのような女性差別のことを知ったのは "風と共に去りぬ" が初めてでした。なので、かなり印象に残っていますね。
女性差別の描写はたくさんあった気がしますが、その中で特に印象があったものを2つだけ紹介します。
女性は20歳を過ぎたら、結婚しづらい
妊婦は部屋にこもらないといけない
1つずつ、書いていきます。
「女性は20歳を過ぎたら結婚しづらい」という世界だったようだ
まず「女性は20歳を過ぎたら、結婚しづらい」あまりいい文章ではないですね。ですが、本の中でこんな感じに書かれていました。
「20歳」なんて、今の時代ですと、まだまだこれからの歳ではありませんか。今そんなことを言ったら、どの国でも大変なことになってしまいます。
結婚というのは、いつ行っても自由ですよ。これは、男女国籍関係なくそうです。もちろん、法律で決められた年齢とかはありますし、日本の結婚できる年齢は「女性16歳・男性18歳」と20歳前ではありますが。
昔の日本がどうだったかは、わかりません。これについては、また機会があったら調べようと思います。
当時のアメリカ人(南部)が、本当にこのようなことを考えていたのかは、疑問です。もしかしたら、その本の中の話かもしれません。出来れば、そうであってほしいところですが。
次に「妊婦は部屋にこもらないといけない」について書きます。
この話も、今の時代ではありえない話です。たしかに、妊婦は安静していないといけません。ですが、部屋に隠れなければいけないなんて、そんなことは絶対しない方がいいでしょう。
健康に良くないですし。
そんなありえないことが、この本では当たり前のようにされています。
"風と共に去りぬ" の登場人物の1人、メラニーは妊娠中に部屋で大人しくしている描写があります。しかし、わたしはその描写が出てきたら、毎回「なんで、この人は外に出ないんだろう」と考えてました。
ずっと部屋の中にいるのです。ただ、南北戦争で混乱していたこともあり、何回かは外に出ていた記憶があります。ですが、それが無かったら彼女は大人しくずっと部屋にいたことでしょう。
反対に、スカーレットは妊娠とか関係なく、自分の仕事のために一生懸命走っていました。「妊婦なのに、働いて。なんていう奴だ」そんなようなことを、周りから言われてしまいます。
はたしてどちらがいいのでしょうか、どう考えてもスカーレットの方です。
もちろん、妊婦は激しい動きをしない方が身のためでしょう。ですが、ずっと部屋にこもってる方が、母子ともに体と心に悪いことは簡単に想像できます。
これも、当時のアメリカでは普通のことだったのかはわかりません。もしかすると「妊婦は何かあると大変だから、大人しくしていなさい」という考えで、部屋にこもっていたのかもしれません。
ですが、私だったら無理にでも外に出るでしょう。スカーレットみたいに、仕事するかどうかはわかりませんが。
まとめ
この本を読んで、しばらく経ちますが、今でも印象に残っていることを書きました。今では、本に書かれているような女性差別は無くなっています。そう信じたいですね。
そんなことが書かれてはいる「風と共に去りぬ」ですが、私が2回も読んでいるくらいなので、かなり魅力のある小説ですね。決して、嫌いではありません。
好きなものの好きな部分を見ることの方が幸せです。ですが、好きなものの悪い部分を知ることも大事だと、私は考えます。
好きな小説なので、また再読して、今度は好きな部分を紹介したいですね。
読んでいただきありがとうございました。他の記事もお読みいただけると嬉しいです。
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