逃げのための無思考とか心のための無思考とか
無思考の自覚
幼少期から今まで、なんの問題もない人生を送ってきた。
要領の良さと少々の英語力のみが取り柄の、ごく普通の学生だった。
好きなものは特にないけど、好き嫌いなくそこそこ頑張れる。
普通に中学受験をして、まずますの運動部に入り、そこそこの大学に進学した。
あとやるべきことといえば、サークルで遊び、広く浅く友達を作り、バイトをし、酒を飲み、適当に就活をして、適当に卒論を書く。だけのはずだった。
入学式で新歓のビラを全て断ったおかげで新歓期間というものすら知らなかった