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【活動日誌】2週目

4月10日:これから・いの町・宇佐
(午前中)
・同じ課の方と情報共有。3年間の計画や卒業後も含めたこれからのことについて、お話をする機会を設けていただいた。着任して2週目だが、少しずつ方向が定まっていく。誰かと会話することで、言葉にできなかった感情を具現化することができ、自分のやりたいことが明確になっていく。まだわからないことだらけの自分に、皆さん優しく気にかけてくださり、本当にありがとうございます。
・隣のいの町で、地域おこし協力隊の活動を行っている方に会いに行った。商店街の一角でカフェを営んでおり、おしゃれな店内でおいしいコーヒーをいただくことが出来る。共通点も多く、活動を始めたての自分にとって、活動の方法の一例として、参考になることが多かった。大学生活を過ごした京都でよく飲んでいた、懐かしのコーヒーもいただくことが出来るとのことなので、定期的に通いたい。
(午後)
・同じ課の方に、宇佐を案内していただいた。お遍路の霊場の一つ「青龍寺」に訪れた時、ちょうど階段に光が差し、幻想的で少し感動した。そして宇佐にあるいくつかのかつお節工場を訪れた。車を降りた瞬間に、かつお節のいい香りがした。そのほか、写真が撮れそうなスポットにもいくつか巡り、「四季折々の土佐」みたいな、ガイド冊子を作るのもいいなと感じた。

4月11日:活動補助金・地域創生と観光を考える・サイクリング
(午前)
・活動補助金の資料作成。着任して2週目だが、日に日にやりたいことなど考えが出てくる。気持ちだけが先行しないように、知識をつけ、活動していきたいと思う。しかし、イメージや方向性がまだまだ漠然としているので、3年後を常に念頭に置きながら、活動しないといけない。
・昼休憩まで時間が余ったので、デザインに関する本を少し読む。初心者なので、本を読むだけでもすごく勉強になる。例えば、文字のフォントひとつにしても、様々な意味が含まれていたり、ターゲットが絞られていたり、奥が深い。
(午後)
・地域創生と観光に関する本に加え、マーケティングに関するネット記事にも目を通した。SNSの普及により、顧客のさまざまな情報の収集方法や企業のPR方法は大きく変わった。モノの普及の担い手は、企業などではなく、実はSNS利用者なのかもしれないと、普段の生活でも感じる。調べるうちに、SNS利用者や観光客と地元の人の間に、価値判断の違いがあることが分かった。(例:地域の人は気にかけなかったオブジェなどが、SNSをきっかけに、人が集まるなど)確かに、住む期間が長くなればなるほど、周りにあるものが風景と化すことで、価値が分かりにくくなる。まだ年齢がわかいこと・土佐市に移住して間もないことを生かし、どんどん土佐市の素敵な風景・モノなどを記録していきたい。今日はまだ触れただけだった地域創生・観光・マーケティングなどの勉強も並行することで、さらに土佐市をPR出来るのかなと思った。同じような条件の地域で、うまくPR出来ているところを探し出し、参考にしたい。
・天気が良かったので、1時間半ほどサイクリングした。外の空気に触れることで、新たな考えが生まれてくる。田んぼで農作業をする人の横にサギがいる、そんな風景も素敵だと感じる。ほかにも写真映えしそうなスポットをいくつか見つけたので、メモしておいた。機材が届いたら、撮りに行きたい。そして外国人のお遍路さんも見かけた。今日だけでなく、移住してからよく見かける。外国人に向けたガイドやパンフレットの作成のために、彼らがお遍路をすることに至った経緯や彼らのお遍路に関する知識についても知ろうと思った。

4月12日:
(午前)
・先週のドライブで寄った道の駅で、名刺用の和紙が売られていることを思い出した。県外の方とこれから会う機会が増えてくれば、和紙で作った名刺を渡すと話の話題の一つになりやすいのかなと考えた。
・土佐通信(おいでんよ仮)が、市が発行する広報「土佐」の1ページに掲載していただける可能性が出てきた。より多くのひとに見てもらえそうで、うれしい。
・市役所南を少し歩く。車だと通り過ぎて、気付かないようなことにも、歩くことで色々な発見があるので、楽しい。
(午後)
・様々な広報誌・フリペなどを参考にしつつ、おいでんよ初号の掲載内容が定まっていく。
・産業振興課の方数人との共有会。話すうちに、「今も卒業後も、自分がするお仕事はなるべく土佐市やその他高知県に還元したい・地元の企業や人が依頼しやすい存在でありたい」という思いが一番強いことに気づく。やりたいことはたくさんあるが、3年間で自立できる力をつけたい。
・今日は、2時間ほど戸波(へわ)と高岡地域をガイドしていただいた。ある文旦農家の方と話すことで、「記事を書くということは、ただ自分の思いを伝えるだけでなく、取材先のかたの思いをくみ取ることも大事」だと気付く。どんな人も仕事だけの付き合いではなく、日々の関わりの延長で仕事していけたらなあと思う。

4月13日:防災・歴史
・1日を通して、課長に宇佐を案内していただいた。お忙しい中、ありがとうございました。
・宇佐は、水害に対する意識がとても高い。自分自身は、今まで避難場所の把握さえしていなかった。東日本大震災の際、普段から実際の災害を意識した避難訓練を行っていた学校の被害は、最小限だったという記事を思い出した。家族で、災害を意識した避難場所の確認や食料の備蓄をすることで、いざというときに大事な命を守ることができる。
・お遍路さん用の道しるべの役割を持つ石碑を教えていただいた。最近は、何かを調べる際は、「スマホを使うこと」でほぼすべてのコトが足りる。石碑は、お遍路の歴史の長さを物語っていた。
・2週目は、自分で散策していても行けないようなスポットにたくさん訪れることができた。土佐市のお気に入りスポットや心が落ち着く場所も徐々に見つかってきて、うれしい。

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