食事担当が夫になった訳
こんにちは。50代@世帯主サラリーウーマンです。
購読している林伸次さんの本日の記事を読み、書きたい事が出てきましたので忘れない内にアップします。
我が家では、夫が料理担当になってから15年が経ちました。
有料部分なので引用は避けますが、この記事の中で林さんのパートナーの料理が美味しいのは、料理や食材にこだわった家で育った為、味覚や見た目も含めて料理に対する美意識が磨かれていったのではという考察と、一方自分には全く料理のセンスがなく、「あなたは作らなくていい」となったのでパートナーが料理担当になっているとのこと。
いやもう、料理はセンス。すごく同意します。私は、仕事のルーティーンを効率化したり、資料作成を集中して短時間で仕上げるセンスはすごくあるのですが、料理のセンスや能力は結婚後5年間作り続けたものの、全くコツをつかめず、レシピなしで作れる料理も増えず、料理に向いていないという結論になりました。買った食材を使い切れず、冷蔵庫の奥でダメにしてしまう事もよくありました。
お弁当も、簡単な具材ものでも準備から弁当箱に詰めるまでに1時間かかるのはざらで、連日作らなくてはいけない小学校の夏休みの学童が開始になった時は3日で白旗を上げて夫に交代しました。朝早くに起きて、お子さんの弁当を作るのはお母さんがまだまだ多数派だと思いますので、ほんと尊敬します。
夫は一人暮らしをした事もないし、結婚後、出産で私が実家に帰っている間も全く自炊をしていなかったのですが、行きがかり上やむをえなく?交代しした後、徐々に創意工夫を重ねていき、どんどん手際が良くなり、今では私に対して
「台所にいると邪魔」「買ったら賞味期限内に食べ切って」「余計な食材を買わない、買うなら自分で消費して」と言うようになりました。彼は作り置き料理を作らず、毎日その日の食材の買い物に行くので、冷蔵庫はいつもスカスカです。
夫の料理へのこだわり:作った直後に食べて欲しい と、嫌いな物は出さない
大きいこだわりが2つあります。1つ目は、作るからには、その料理の最も美味しいタイミングで食べて欲しいという点。大抵は、料理完成直後ですよね。それを実現するには、当然ですが夕食開始時間に合わせて、食事づくりをする必要があるし、家族は開始時間に食卓に座る準備がが出来ている必要があります。
なので、私は、帰宅時間がいつもの時間、仮に夜7時とすると、その時間から30分以上遅れる場合は、必ず事前連絡を入れてと言われており、よく忘れて小言を言われ続けています。同居している息子にも、今でも夕食を家で食べるのかどうか外出時に確認し、帰宅後に食べるのであれば夜7時までにLINEで帰宅時間を連絡するのが夫と息子の約束事です。
私個人的には、作る立場、食べる立場どちらも帰宅が遅くなったらレンジで温めて食べたらいいのに、と思うのですが、そこは譲れないらしい。
2つ目は、嫌いな料理は出さないです。美味しく食べて欲しいから、わざわざ食べる人が苦手や嫌いな料理や食材は出したくない。これは、夫が子どもの頃に好き嫌いが多くて、苦手な料理が出ると辛かった経験からの信条だそう。一方、子どもの好き嫌いは全くお構いなしに食卓に出され、食べろと言われた家で育った私は、「それなら何時まで経っても嫌いな物は嫌いなままやん」と意見が食い違いましたが、料理担当の意見を尊重することになっているので、子どもが苦手は料理は今でも出てきません。
しかし、夫のその料理に対するこたわり:食べる人に美味しく食べて欲しい、が下ごしらえや手際の上達に繋がっているのではと感じます。料理人のプロと同じこだわりですよね。
家事分担は試行錯誤
育った家庭が違う2人が一緒になるわけなので、料理に対する価値観も沢山存在しているはず。「これが正解」とか「こういう風にやるとうまくいく」なんていう他人のアドバイスは、試行錯誤のための1つに過ぎないと私は思っており、とにかく2人ですり合わせを行い続けて、妥協点を見つけるしかないのでは。
そして見つけた妥協のやり方が、他人が聞いたらあまりに世間はずれだとしても、それで夫婦ふたりが気持ちよく過ごせるのであればオッケーでしょう。
試行錯誤の結果が、昭和の分担(男は仕事だけ、女は家事全般担当)で両者納得出来ればそれで何の問題もないし、一方、お互いどうしても妥協点を見い出せない場合、分かれて別の道を歩むのもありでしょう。
さいごに:料理苦手な人に朗報
料理のセンスがなく、交代要員もいないというみなさん、大丈夫です。
巷で人気の調理家電、シャープのヘルシオとホットクックは、料理センスがなくても、切って、入れて、ボタンを押すだけで美味しい料理が出来るので超オススメです。(切るプロセスも、カット済みの食材を利用してさらなる時短を実現されているホットクックレシピを紹介しているサイトも登場しています。)
そんな高価な家電は買われへん!という方もいらっしゃるかと思います。大丈夫です。ツイッターで大人気のリュウジさんの電子レンジレシピも料理センスなし自炊難民の味方です。最近自分で作る時ははヘルシオレシピか、このレンジ飯レシピのどちらかで乗り切っています。
但し、レシピに書かれた食材を残り物の食材に変えたり、四人分を二人分に減らしたりという、臨機応変な対応は未だに苦手です 笑。