並行世界
昨日は早朝から雪の金剛山に登ってきました。ふわふわさらさらの新雪が真っ白できれいでした。
帰ってから、ウォッチリストに入れていたアニメ映画を一本観ました。
映画『君を愛したひとりの僕へ』
その冒頭の主人公の少年・暦と父親との会話シーン。
「世界は最初、水の底で生まれたひとつの泡だった。」
「泡?」
「そうだ。そして底の方を過去、水面の方を未来と考えた。浮かんでいくにつれ泡は大きくなり、やがて割れた。俺たちは割れた泡のひとつにいる。そして俺たちから見た他の泡のことをパラレルワールド、並行世界というんだ。」
「並行世界?」
「違う選択をした世界のことさ。と言っても近くの並行世界ほど違いは少ないんだ。朝パンを食べたかご飯を食べたかくらいの差しかない。だから気づかずにパラレルシフトしていることもあるんだよ。」
「パラレルシフト?」
「並行世界を移動することだ」
「移動するの?」
「虚質…うぅん意識だけがな。
一度探したはずの場所から探し物が出てくることがあるだろ?いわゆる記憶違いや物忘れには無意識のパラレルシフトによるものも多く含まれてると考えられる。こういった並行世界についての学問が俺たちが研究している虚質科学だ。」
「ふうん、じゃあ並行世界っていくつもあるの?」
「そうだ。お前が選択した数だけな。」
虚質科学?何それ楽しすぎるぅ♪
こんなの大好き(笑)
実際、パラレルワールドは存在することが理論物理学で証明されているようです。難しいことはわかりませんが、私もこの現実と並行した世界は存在すると思ってますし、軽い意識レベルのパラレルシフトもかなりの人が日常的に体験していると思います。
それと、この映画「君愛」と呼ばれてて2022年10月に「僕愛(僕が愛したすべての君へ)」と一緒に2本観ることで完成するということで同時公開された映画らしいんです。知らなかったf^_^;
なので今日、「僕愛」も見てみました。
映画『僕が愛したすべての君へ』
こちらはオープニングで流れるクレジットに合わせて大人になった主人公・暦(宮沢氷魚)のナレーションでパラレルワールドやパラレルシフトについて説明していました。かなりわかりやすいというかイメージしやすいと思ったのでシェアします^ ^
「人は生まれた瞬間から無数の選択をしてきている。その選択において選ばなかった世界が並行世界、つまりパラレルワールドなのだと今では実証されている。その並行世界を移動することをパラレルシフト、と言っても物理的に肉体が移動するわけではなく、虚質と名付けられた意識だけが入れ替わる。小さなパラレルシフトは日常的に起こっているが気づくことはほとんどない。時折りしまっておいたものが失くなり、念のためもう一度確認すると見つかるのは小さなパラレルシフトが原因のことが多い。固有の世界を0としてしまった世界0からしまわなかった世界1にシフトし、また0に戻ったわけだ。0から離れるほど物理世界の差は広がる。0とは違う職業に就いていたり結婚相手が違っていたり。だが、すべて選択肢が先にある世界だ。僕自身が最初に大きな選択をしたのは7歳の時だった……」
と始まっていきます。
映画の方は、僕愛、君愛、どちらもかなり面白かったです。
今までもパラレルワールドは存在すると思ってましたが行けるとは思っていませんでした。だけど、この映画をみて、そっかパラレルシフトって意識レベルで起こるのか。なるほどそれなら日常的に起こってるな、そう確信。具体的には、今、目の前になかったものが、あっち向いてこっち見るとそこにあるなんてことに説明がついた。
非常にありがたい。
それがどうしたって感じですが、私にとってありがたいことなのでした。なぜならそれは自身の無意識レベルの危うさや揺らぎに対してのアラームかなと思うので、より一層地に足をつけて生きなくてはと思わせてくれるものでもあるのです。生きるって選択の連続ですから。
追伸、ちなみに私は和音推しですv