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人助け、バランスとってまいりましょ

バニラな毎日
タイトルが可愛いという理由で見始めた^ ^
NHKの朝ドラならず夜ドラです。
毎週心に苦しみを抱えた人がお菓子教室でお菓子を作って………というストーリー。
今回は手足が不自由な女の子結杏ちゃんとそのお母さんの物語。我が子のためにと、気を回し口も手もバンバン出すお母さんとそれをうざいと思う娘。
この状態はどんなお母さんにもあり得ることで、何なら子育てを放棄したお母さん以外はみんな気をつけないといけないことだと思います。親は子どもを未熟で何も出来ないとついつい思ってしまいます。私もその傾向ありです。それは子どもにとってありがた迷惑なんです(自分で言ってて耳が痛い)
今回ドラマの中で作るお菓子はイートンメスというメレンゲといちごとクリームをグラスに入れたパフェみたいなお菓子。このお菓子の特徴はきれいに焼いたメレンゲを壊しすというところ。初めは躊躇していた結杏ちゃんがメレンゲを叩き壊しながら自分の心の殻をも壊し、本音をぶつける。お母さんが自分を信じてくれてないことが嫌だと、先回りして何でもしてくるお母さんがうざいと。自分には幸せになる力があるはずだからお母さんはお母さんの幸せを考えてほしいと。
結杏ちゃんのように、親に対して自立したいから邪魔するなと言えるチャンスに恵まれる子はいいのですが、そのまま自分は無力だと無意識に思ってしまうと、依存する子の出来上がりです。
数年前の読書ノート(読んだ本や見たテレビ番組の内容を書き留めているノート)にこんなことが書き留めてありました。
『人助けって何?優位に立っている自分が他の人の上に君臨しておせっかいを焼いて自分の考える通りに納得させて、または腕ずくでも引っ張っていくという意味ではない。言葉を変えると、自分より弱い立場の人たちをかわいそうかわいそうと言ってその弱いままにさせておくことではなく、その人の個性を見て育てその人に自分でやる気になってもらい自分自身の理想を明確にして自分の足で前進するように援助すること。少し離れて見守る態度。
援助とは引っ張り上げることではなく、初めお尻を押し上げて、やがてその人によって自分で引き上げられるようにその人をすること。』
(福田高規著/エドガーケイシーの人生を変える健康法より)
このノートを見たのが先週でドラマは今週という具合に、今必要なことはこれだよ!とこれでもかというくらい目の前に出現してくれる。
ちなみにうちの娘さん、26歳一児のママですが、その娘からそれも2年ほど前に「お母さん何から何までやらんといて」「困った時はSOS出すからその時だけ手伝って」と言われちゃいましたf^_^;はい、わかりました。ぐうの音も出ません。信じて見守るって忍耐要ります。それと、もうひとつ「あの時お母さんはこうした方がいいと思っててん」とか言うのもなしやからとも。言うても始まらんことを言うてどうする!ってことです。その通りです。それなら、その時言う。ここで、これは言った方がいいことなのか、言わずに見守った方がいいことなのか、その見極めが肝心。それを今なお鍛錬中です。

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