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心理学はつまらない!?向いてる人、向いてない人7選。心理学科卒業生が独断と偏見で分析

筆者は、通信制大学心理学科卒業生部です。心理職に就きたいと思い心理学部に編入したのですが、思ったよりもつまらない、というのが本音です。

そもそも心理学部ではどんな科目を習うのか?ざっくりと紹介します。


【神経心理学】
脳が損傷された場合に起こる知覚や行動の障害をもとに、障害された認 知機能のメカニズムや対応する脳領域を明らかにする学問です。

【認知心理学】
「知覚」、「学習」、「記憶」、「思考」など、人間の基本的な心的機能を研究します。

【人格心理学】
性格や人格など「パーソナリティ」の形成過程などを研究します。

【社会心理学】
集団内における個人や、集団での社会的行動を研究します。

【動物心理学】
動物の進化の歴史などからその行動を研究します。

【発達心理学】
人間の一生のなかで、加齢にともなう発達的変化を研究します。

【臨床心理学】
カウンセリングや心理療法を研究します。

【犯罪心理学】
犯罪や犯罪者の心理の研究をします。


向いてる人とは

●理論的な話が好きな人

特に、心理学概論、学習・言語心理学、発達心理学などは、当たり前のことを用語を使い回りくどく説明しています。難解な言葉が教科書に並んでいるので勉強した気になるのですが、よくよく考えてみると当たり前のことを解説されているだけということがよくあります。

●メカニズムに興味がある人

なぜ人は〇〇なのか、そのメカニズムを紐解くのが好きな人は向いてると思います。逆に、それを知って何になるの?と考える人は向いていません。


●数学が嫌いでない

心理学は文系の学問と思われがちですが、統計法や研究法は数式を使います。〇〇とかも出てきます。高校が私立文系クラスで数学アレルギーの筆者にとっては地獄を感じる科目でした。


●読書や文章を書くのが好きな人

特に通信制大学は、教科書を読みレポートを書くというのが基本スタイルです。放送大学のようにビデオ授業がある大学もありますがそうでない大学もあります。一科目で2000字程度のレポートを2、3個提出するのはザラです。教科書の難解な説明を理解し、自分の言葉でとまとめるには、読解力や言語化する力が求められます。


向いてない人とは

●実用的な知識を身につけたい人

学部で学ぶのは概論を始め基礎的で学問的なものです。書店で見るような恋愛心理学やアドラー心理学のような実用的な内容を学ぶことはありません。生活に直結するような知識をつけたい方は、わかりやすく万人向けに書かれた本や心理系YouTuberが配信している動画で十分だと思います。
さらに、カウンセリングや実践的な経験は基本的に大学院で積みます。なので学部は座学がほとんどです。


●早く資格を取得したい人

求人情報を見てみると、心理職の募集欄では、臨床心理士、公認心理師、認定心理士、精神保健福祉士などが記載されています。以下に職種と取得までの年数をまとめてみました。


臨床心理士は四年制大学を卒業後、指定の大学院を修了し、臨床心理士試験合格の必要あり。

公認心理師は四年制大学で心理学部を卒業後、指定の大学院を修了し、公認心理師試験合格の必要あり。

認定心理士は四年制大学で指定科目を履修する必要あり。

精神保健福祉士は四年制大学か専門学校を卒業後、国家資格試験に合格する必要あり。

※詳しくは各公式ホームページでお調べください。

●自分のメンタルについて理解を深められる、という理由だけで目指そうとする人

先述した通り、実用的な知識を学べるわけではないので、自身のメンタルについて詳しく知りたい場合は、書店の本やYouTubeで十分だと思います。また、筆者がそうだったのですが、メンタルの調子が悪い中、様々な障害や疾患について学ぶのは少し大変です。自分がただでさえ大変なときに決して明るくない内容を学ぶので心が暗くなることがありました。

以上、独断と偏見で心理学が向いてる人、向いていない人まとめてみました!

ここまでお読みいたただきありがとうございました!

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