捨てることと買うことのせめぎ合い
今年も残すところ2ヶ月半。
90日を切った。
思い立って今週初めから一日一つずつ「何か」を捨てている。
特に決め事はなくて捨てるものはなんでもいい。
とにかく「一つ」とか「ひとかたまり」とか。
何かを捨てるようにしている。
これを年末まで続けると。90個近いものを捨てられることになる。
「そんなに?」と思うか「まだまだ」と思うかは人それぞれ。
どれだけのものを捨てられるか毎日写真に撮ってファイルに残している。
今日は使っていないプラスティック容器を数個捨てた。
若い頃、一人暮らしの私の部屋は物で溢れていた。
結婚するため退去する時、荷造りに物を捨てている私に
「あれもいらない。これもいらないといって捨てているけれど、みんなお金を出して自分が好きで買ったんだよ」
と母に言われたことを思い出す。
断捨離といって物を減らしているけれど、元を辿ればほとんどはお金を出して自分が手元に呼んだ物たちなのだ。
そして、どんなに捨てても意識を変えない限りまた買って捨てることになるということ。
捨てることと買うことのせめぎ合いで生きているようなものだ。
こんなことを考えている時に
「ものを買うとき、欲しいから買うのではなくて必要だから買う。欲しいものはたくさんある。けれどそれが自分に必要かは別の話」
という記事を目にした。
今更ながらなるほどと思う。
「欲しい」と思っているものは本当に必要なものなのかどうか?
買う前に立ち止まって考えてみるといい。
日用品だって洋服だってそのほかの物だって。
私たちはたいていのものは持っていて、そこに必要なものをどれだけプラスするか?なののだろう。
いつも考えていると疲れてしまうので、時々考えてみるといいと自分に言ってみる。
特に洋服やキッチンの道具には注意したい。
「あったらいいな」と「これがないから困っている」は違う。
「あったらいいな」はなくても困らない。
一つずつ物を整理しながら「物の持ち方」について改めて自分の意識を知ることができた。
ストイックになり過ぎず、楽しむ余白を持ちながら物と向き合っていきたい。
最低限の物で暮らすなんて憧れるけれど、そこまでになれないので「なるべく少ない物で暮らす」ぐらいに考えていきたい。