319/寂しがり屋さん
仕事中に電話があった。
マナーモードにしていたからまったく気づかなかった。
発信先を見て
「あぁ〜」
義母からだ。
一気に気持ちが暗くなるけど、電話をくれたのは何かのサイン。
折り返してみると
「仕事なのにごめんね」
と言いながら寂しくて電話をしたという。
「午前中近所に遊びに行ってきたけどやっぱり寂しい」
という。
子供達は皆仕事中だから電話には出られない。
だからわたしにかけてくる。
わたしも仕事中だったりするんだけど、
そんなことは義母の頭の中から抜けているらしい。
夫には都度報告しているが、義妹はこの義母の寂しさを知っているのだろうか?
もし知っていてそのままにしていたら罪だと思う。
自分ごとに置き換えてみたら、やりきれない。
寂しがり屋さんを、
彼らはこれからどうしていくのだろう?
ヘッダーのイラストはhohoさんからお借りしました。
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