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秋が苦手な人は根アカらしい
昔から秋が苦手だ。具体的には10月、11月。特に11月。
まず、なんだか胃腸の調子が悪くなる。
私は逆流性食道炎持ちなのだが、それまで胃腸のコンディションや食生活がどんなに好調でも、寒い日が出てきたという頃に寝起きの胃腸に不快感が出始める。
気づいたのはここ3年くらいだが、振り返って考えてみるともっと前からこの季節性の症状は出ていたような気がする。
あとはなんといっても、日が短くなるのが苦手だ。
夏なら19時でも明るくてまだまだこれから遊べるぞ〜!という感じだが、冬だともう17時とかで暗い。仕事が早く終わったとしても、外が暗いともう1日も終わりな感じがして損した気分になる。
真冬にもなるともう日が早いことに順応して諦めもつくのだが、秋の徐々に日が短くなっていく感じが小学生のときから苦手だった。
先日よく行く鍼灸の先生に、「急に調子悪くなったねえ。なんか思い当たることある?」と聞かれた。
鍼灸の先生とはすごいもので、いつも身体を触ると、お腹の調子悪い?とか、最近寝れてないでしょう?とかピタリと私の身体の調子を当ててくる。
その日はたしかに喉に風邪とは違う違和感があって、今考えると逆流性食道炎の症状が出ていた。
9月に行った京都旅行で、ホルモンをたらふく食べて胃を荒らしたことが原因かなという話をしたのだが、旅行からはすでに3週間は経過している。あまり関係なさそうだ。
他に思い当たる節は特になかったのが、そういえばと思って「そもそも秋が苦手なんですよねえ」と伝えた。
突拍子もない返事だった気もするが、鍼灸の先生は真面目な顔で「ああ、櫻井さんは根アカなんだね。」と言ってきた。
根アカ?陽キャ的なこと?
どういうことか話を聞くと、東洋医学的に日本人は春が苦手な人は多いらしい。
一見、春というのは暖かくなってきてみんな気分も上がりそうなものだが、実際には卒業や進学と変化の多い季節だし、実際に五月病という言葉もあるくらいなのでなんとなく納得できる。
なんでも島国の人というのは、昔から変化を苦手とする傾向があり、変化の多い春を苦手とする人が結構いるらしい。
(ソースは鍼灸の先生で、この件についてしっかり調べたわけじゃないので話半分に聞いてもらえれば幸いであります…!)
逆に、日本人でも春が好き(=変化が好き)というタイプが1割くらいいるようで、そういう人は逆に秋が苦手になるらしい。
というのも、冬は冬眠に連想されるようにあまり動かないイメージがあるように、秋になってくるとだんだん行動が制限されて、静かになっていくというのが東洋医学的な考え方らしい。
つまり、動かないというのがすごくストレスになる人は変化が減っていく秋が苦手になるというわけだ。(ちなみに、変化を好むのは大陸の遊牧民てきな資質があるとのこと。)
現代においてこの話がどの程度通用するのか、という疑問はもちろんある。今は冬でも活動的に動くし、なんなら夏の方が厚くて外に出れない。あと、日本人で春が苦手な理由の1番は花粉な気もする。
まあでも、先生の言うことはなんとなく分かるなあと思った。
実際私は変化が好きな方で、土日は外に出て何かしら活動をしてたいし、毎月旅行にいくし、20代で転職を2回している。
変化が少なめの秋は苦手だが、クリスマスに年末年始といつもとイレギュラーな雰囲気の冬はかなり好きだ。
とはいえ、秋は毎年やってくる。
苦手だな〜、早く冬来ないかな〜と思って秋を過ごすのもなんなので、秋こそ変化をつける予定を考えようと思った出来事だった。