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高知県立大学生と丹野さんの交流 #436

このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事のまとめとその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。
「知っておきたい認知症保険」の記事をアップデートしました。


高知県高知市にある高知県立大学の学生さんが丹野さんの講演を聞き、交流した内容になります。

この講演で学生さんは大きく認知症への考え方や見方が変わったと思いますし、大学が企画するという非常に素晴らしい取り組みだと感じました。

テーマは、若年性認知症と診断された丹野智文さんが「私らしく生き生きと暮らす」として、社会福祉学部の学生や教職員228名に向けて講演されています。

丹野さんは異変を感じてからの経緯や診断直後の心境を説明し、当時、病気についてインターネットで調べると「2年で寝たきり」「10年で死亡」など絶望的な情報ばかりだったと話し、1年半ほど泣いて過ごしたが、別の認知症当事者が笑顔で生活しているのを見て、気持ちを切り替えることができたと語っています。

さらに、認知症になると周囲が心配して本人ができることまでも奪ってしまい、自立を阻んでしまうことがあると指摘し、「守られすぎることで機能の低下を招く。できることは自分でするために、どうサポートすればいいかを考えてほしい」と訴えました。

丹野さんは全国の講演でも信念をもって一貫した内容で講演されています。

「出来ることを奪わないで」
「でもちょっと困っていたらサポートして欲しい」

全国行脚の講演で丹野さんの体がいつも心配ではありますが、当事者にこのようなことを言ってもらわなくても多くの方が気持ちを理解し、支援する世の中になって欲しいと感じました。

そのためには、もし自分がなった時のためにも希望ある共生社会に向けて準備したり、自分が出来る地域作りを手伝っていくことが大事になるとも思いました。

「認知症=終わり」ではない 当事者が県大で講演

出典 高知県立大学

「認知症=終わり」ではない 当事者が県大で講演

出典 高知新聞

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