高知市:お出かけの仕組みづくり #454
このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事のまとめとその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。
今回は高知県高知市の認知症の人が安心して外出できるお出かけについての仕組みづくりです。
お出かけには見守りもセットです。
見守りの取り組みは記事として2つ掲載していますのでぜひブログもご覧ください。
さて、早速ですが高知市は道に迷った場合でも早期に捜し出せるよう位置情報を取得できるGPS端末の貸し出しなどを検討しています。
なぜなら32万人ほどが暮らす住民の内、約1万7千人の認知症高齢者がいると推計されてるからです。
そして市によると、昨年4~12月の9カ月間に「行方不明になった」と相談があった認知症高齢者は58人であり、うち3人が遺体で見つかっているそうです。
3月にあった市議会で、大野正貴・市健康福祉部長(当時)は「認知症になっても安心して外出できる仕組み作りをしたい」と述べていました。
そして6月7日には、早速認知症当事者や専門家、医師などを交えた「認知症検討部会」を設置しました。
位置情報を取得できるGPS端末の貸し出しのほか、認知症患者の持ち物にQRコード付きのシールを貼り付けることなどを検討しています。
この辺りもブログに記載していますのでご覧ください。
市の基幹型地域包括支援センターの田部佳枝さんは「行方不明になることを恐れて外出をためらうのではなく、認知症になっても安心して行きたい場所へ出かけられる街づくりを進めたい」と話しており、お出かけの仕組みづくりも同時に検討されています。
市も医師会も巻き込みあるべき姿に向かっていくことは素晴らしい取り組みだと感じました。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしくお願いいたします。
サポートいただいた場合は内容を明確にして活動に使わせていただきます。