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#07 豆知識編 ダイヤモンド。

こんにちは。

MaoBissLupinデザイナーのナカムラマオです。

今日はダイヤモンドについてお話していきます。

ダイヤモンドを知らない人はいないのでは無いかと思うくらい、ジュエリーの中では最も有名で憧れの強い宝石ではないでしょうか。

特にブライダルには最も需要が高いので馴染みがありますよね。


■ダイヤモンドとは

金剛石(極めて硬いもの)として「硬い」と言うことが最も認知されていることと思います。

しかしその「硬さ」とは、擦り合わせた時に傷がつくかどうかという硬さであり、上からハンマーで叩いたときにかかるような衝撃に関しては砕けることもあり、その硬さで比較するとルビーの方が丈夫と言われています。

また、火をつけても燃えることはありませんが、高熱(800~900度前後)で加熱を続けると気化し、二酸化炭素に変わってしまいます。酸にに溶けることはなく、日光や酸素に対しても安定性があることから、ダイヤモンドが永遠であるという神話があります。

私もダイヤモンドを少しずつ集めていて、いつか世界にたった一つのジュエリーを作ることを夢見ています。

■ダイヤモンドのお手入れ

普段のお手入れは、使用後に柔らかい布などで優しく拭ってあげるだけで大丈夫です。

念入りにしたいときは柔らかい歯ブラシで優しくこすり洗いし流水でよくすすいで、また柔らかい布で拭きながら磨き上げれば輝きが蘇ります。

思い入れのあるジュエリーほどきちんとお手入れをして長く愛用したいですね。

■婚約指輪にダイヤモンドが選ばれる理由

地球上で最も硬い鉱物とされることから「誰にも壊されることのない愛」という意味合いが込められています。また、宝石言葉の「純粋無垢」が純白の花嫁を連想することも理由の一つです。

私は結婚の時、エンゲージリングならぬ、エンゲージピアスをもらいました。何とも斬新!笑 でもピアスの方がよく使うので、結果オーライですw

■ダイヤモンドの4C

ダイヤモンドの品質を表す基準である4C。カラット(重さ)、クラリティ(透明度)、カラー(色味)、カット(仕上げの評価)。こちら全てに”C”が始めにつくため、まとめて4Cと呼ばれるようになりました。

◇カラット(Carat)

これは私も昔は勘違いしていたのですが、「大きさ」ではなく「重さ」を表していて、”ct”と表示され、1ct=0.200gで、1g=5ctとなります。

一般的にはカラットにこだわった選び方をする方も多いのですが、重さだけで見るならば、よほどの重さにならない限り価値があると評価されないため、単に大きければ良いというものではないのです。

婚約指輪:0.2ct以上(0.25~0.3が理想)がオススメ

◇カラー(Color)

ダイヤモンドは全て透明というわけでなく、内包された不純物によって色味がついています。その大半は黄色になり、そのが色濃い程、希少価値が下がります。ランク基準を表す表記は「D~Z」があり、「D」がほぼ無色で最上ランクとなり、「Z」が最低基準の薄い黄色です。

大概は色がついていると評価が下がってしまうのですが、ピンク、ブルー、グリーンなどはかなり珍しく、評価が高まることが多いようです。また、「Z」よりさらに濃い黄色みを有するダイヤモンドも、希少価値が高く、ファンシーダイヤモンドと呼ばれ、このように魅力的な天然のカラーを持ったダイヤモンドは10,000粒に1つしか存在しないと言われています。「ファンシービビットイエロー」と呼ばれる、特に鮮やかな色合いのものはファンシーイエローダイヤモンドの中でも非常に価値が高くなります。

最近では婚約指輪にファンシーイエローダイヤモンドを入れる男性も増えてきているように思います。世界的有名なイエローダイヤモンドの一つに、あのティファニー社の「ティファニーダイヤモンド」がありますね。

婚約指輪:「F」ランク以上がオススメ

◇クラリティ(Clarity)

こちらは透明度を示すもので、中に内包物(インクルージョン)が無いか、あるならばどれくらいの大きさでどの程度目立つか、外観に傷や欠けはないかを重視します。包有物が多いと透明度が下がり、その分輝きが損なわれるため、内包物が少なく、目立たない方が評価が上がります。

婚約指輪:「VS」以上(10倍に拡大するレンズで見てキズの発見がやや難しい)がオススメ

◇カット(Cat)

ダイヤモンドの”カット”と”研磨”に関する指標です。輝きを決める、”プロポーション”、”ポリッシュ”、”シンメトリー”という3つの要素を総合的に5段階で評価します。この全てにおいてエクセレント評価を受けたダイヤモンドは、カットの最高評価「3EX(トリプルエクセレント)」となります。

この、婚約指輪に最も多く使われる58面体の「ラウンドブリリアントカット」はダイヤモンドに注がれた光を最も効率よく、光学的に反射させる形として考え出され、評価基準が決められている唯一の形です。

有名な「ハート&キューピッド」という光の陰影による模様があります。これは、プロポーションとシンメトリーに特に優れたダイヤモンドだけに現れる模様で、専用のスコープで覗くと上部からはキューピットの矢、下部からはハートの模様が現れ、強い輝きを放ちます。「ハートを射止める輝き」として人気があります。

婚約指輪:「3EX H&C」(最もランクの高いトリプルエクセレントハート&キューピッド)がオススメ


ちなみに、婚約指輪においてのダイヤモンド選びの重要度は、

カット→カラット→カラー→クラリティの順です。


誕生石としては4月と言われていますが、4月生まれでなくても身につけたくなるのがダイヤモンドですね。

とっておきの一粒を選ぶのも魅力的ですが、個人的にはメレダイヤ(0.1~3ct以下の小さいダイヤ)がたくさん入ったジュエリーも大好きです。

是非参考に、ご自身に似合うダイヤモンド選びを楽しんでください。







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