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#27 思考編 発信しないことの愚かさ
note再開
完全にご無沙汰のnote。
2020年にジュエリーブランドをスタートさせて早2年が経ち、3年目に突入しようとしている。
この一年程、余命宣告された大切な家族との別れがあり、正直仕事どころでは無かった。
けれど、活動すること(発信すること)を同時に滞らせてしまったことは自分への甘えとも言えるだろう。
ということで、百箇日の法要を終えたこのタイミングでnoteを再開することにした。
ブランドの現在地
お陰様で順調です!とは言い難いのが本音。
前述のこともあり、活動がかなりスローペースになってしまっていたこの一年。
昨年春に出展した展示会を最後に、公の場でのイベントや新作の発表は愚か、徐々に既存商品の紹介すら疎かにしてなってしまっていた。
そのせいで売上は下がり、集客も苦戦しているというのが現在地と言える。
ただ、もう一つ発信を怠っていた理由がある。
それは、ブランドの方向性に悩んでいたということ。
昨今、ハンドメイド作家をはじめとするアクセサリーブランド、ジュエリーブランドは無数に存在し、SNSを開けば広告が飛び交っている。
広告を打つブランドほど、お客様のニーズ(売れる商品)を意識している故、
差別化が難しくなっている商品で溢れている印象もある。
参入時点で既にジュエリー業界が飽和状態であると感じていたし、自分自身が宝飾業界の人間ではないからこそ、他社と同じ戦い方をしてもレッドオーシャン化したこの業界で勝ち目なんてないだろう。
”勝つ”為に始めたブランドではないけれど、ジュエリーブランドだけで会社を作って事業として独立させたい。
当初はそんなことを考えていた。
そんなこんなで、色々とインプットと考察を重ねていく上で、ようやく方向性が見えてきた。
詳細は、また今後noteで綴っていこうと思う。
今後の展開について
ジュエリーブランドのカテゴリーとしては、「アートジュエリー」を謳う。
元々は”自分”という存在を表現するために始めたブランドだからこそ、お客様のニーズに合わせる”デザイナー”は名乗らないことにする。
”アーティスト”や”クリエイター”として自分を表現していくことにしようと思う。
とは言え、ブランド立ち上げ当初は、フルオーダーメイドのジュエリーも製作していた。
今も尚、必要としてもらえるなら期待に応えたい気持ちはある。
でも、これまで沢山のお客様へジュエリーを”デザイン”したが、”お客様のカラー”を入れる(ニーズに応えること※デザインの一任は例外だが)ことで、ブランドの世界観がどうしても崩れてしまうことへの葛藤があったことは否めない。
勿論それは、自分の力量の問題であることは自覚している。
そしてまた、”作品検索(商品を選ぶこと)”ではなく、”人検索(人で選ぶこと)”をして下さったお客様にお選び頂いたことには感謝しかない。
けれど私はやっぱり、「100%自分のカラーで作品を生み出したい」というのがこの一年、自問自答して出した答えだった。
今後とにかく、発信することで、ブランドのプロセスや、中村という人間を改めて知って頂き、ファンになってもらえるよう引き続き奮闘しようと思う。