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観葉植物の沼にどっぷりハマった話②

観葉植物の沼にどっぷりハマった話①はこちら

ハマったきっかけを思い出してみる

観葉植物の沼にハマったのは、ごく最近のことで沼暦はまだ長くない。
きっかけを思い出すために、過去を振り返ってみると、たぶん都内のマンションから郊外の戸建てに引越し、観葉植物を購入したことがきっかけだ。

実は、以前住んでいたマンションの上階が火事になり、下階の我が家は消化用水で水没した。何の予告もなく、火事の日から私の帰る家がなくなった。
住めなくなっただけではなく、水没により様々な大切なものを失った。その喪失感から、私の心はカラカラになった土のように渇いてしまい、そのうち水分も栄養も受け付けることが出来なくなった。それなのに、毎日涙が止まらない。
その結果、私は仕事も出来ず、半年間休職した。

気分と環境を変えるために、マンションを売却し、仮住まいの古くて寒い部屋を出て、空と星がきれいな郊外の戸建てを購入した。生まれも育ちも東京の私が初めて東京を離れ、何の縁もない知らない街に引越しした。
私が新しい人生をスタートするために、もう一度前を向いて生きるために、この何もない無機質な空間に何か新しいものが欲しくなり「観葉植物を買いに行こう!」と思った。
これが、最初のきっかけだったと思う。

いつも私のそばには植物があった

幼少期を思い出してみると、いつも私のそばには植物があった。芸術家だった父は植物をとても愛していて、バルコニーには季節の花がたくさんあった。主婦だった母は、いつも玄関に生け花を飾っていて、ひとつひとつ花の名前を教えてくれた。その影響なのか、私も生け花を学び池坊流の師範になった。
私が両親から守られていた温かく幸せな時間には、いつも植物があった。特別に意識したことはなかったが、私にとって植物は幸せの象徴だったのかもしれない。

植物たちが教えてくれること

引越しをして、新しい生活がはじまった。
会社まで遠くなってしまったが、見上げると青い空が広がっていて、空気も澄んでいる。夜は星がとてもきれいで今の生活に満足している。
私は以前よりも早起きになり、朝は植物たちをじっくり眺めて、声なき会話をすることが生き甲斐になった。
発する声がなくても、私がちゃんと目を向けていれば、植物たちの声が聞こえてくる気がする。水が欲しい、肥料が足りない、もっと光や風を、私が心を寄せていれば自然と伝わってくる。

それなのに、言葉を発する人間同士がわかり合えないのはなぜだろう。きっと、忙しくて目を向けていないからだ、心を寄せていないからだと植物たちが教えてくれる。

園芸店はテーマパーク

観葉植物の沼にハマってからは、用事もないのに園芸店に通ってしまうようになった。ちょっと買い物に行ってくるね!の感じだ。
植物を見るのはもちろん楽しいのだけれど、それ以外の土やプランター、グッズを見ているだけでワクワクが止まらない。幸せホルモンのドーパミン出まくりで幸福感、充実感が半端ない。推し活のグッズ購入もこんな感じなのかな。
中でも、私が大好きな「オザキフラワーパーク」は、ディズニーランド&シー並みに楽しめる。数年前までは、こんな自分を全く想像できなかった。

沼にハマった私の野望

私たちはエネルギー体なので、お互いの波動を共鳴することで、いつでもご機嫌になれるはずなのだ。ただそこにいるだけの植物が、こんなにも私をご機嫌に、幸せにしてくれる。家を失ってどん底にいた私を少しずつ癒してくれた。
我が家の植物たちから、私へ、私からみんなへ、植物のパワーを借りて繋がることで、ご機嫌の愛の波動を伝えていきたい。
争いのない世界になりますように。

さいごに

長い文章に最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
これからも、沼道を極めてまいります。
植物変態の輪、ひろめていきたいです。
mako

#ハマった沼を語らせて

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