ポカヨケ * 生産現場の改善事例を生活に活かそう
皆さんは、トヨタ生産方式というのをご存知ですか?
トヨタ自動車はもちろん知っていると思いますが、そのトヨタが考えに考え抜いたモノづくりの方法が、「トヨタ生産方式」です。
この生産方式は、日本のみならず、世界中で製造業のお手本となっています。
トヨタ生産方式には色々な改善事例があります。
実は、これを日常に活かすと便利だよ!というのがこの記事の趣旨です。
改善事例の内容を、私見も交えて紹介しています。
ぜひ、参考程度にお付き合いください!
ポカヨケって何?
今回はポカヨケについてです。
ポカ、というのは聞き慣れない感じですが、音の感じでイメージがつくかもしれません。
うっかり、とか、ボケっとして、みたいな意味合いです。
それを「ヨケ」るので、ポカヨケ、と言います。
要はうっかりミスのことですね。
ちなみに、うっかりミスを生産現場ではポカミス、と言います。
工場の生産工程では、うっかり、なんて許されません。
トヨタであれば車の不良品に繋がり、最悪死亡事故の原因などになるかもしれません。
そのため、生産現場では様々なポカヨケが実施されています。
例えば、
危ない機械を動かす時には、左手と右手で違うボタンを同時に押さないといけない(大体は離れたところに設置されていて、当たったりして動いてしまうのを防ぐ)
全ての検査を終えないと完了ボタンが押せない(検査工程などでのチェック漏れを防ぐ)
といった感じです。
ミスを防ぐために、様々な工夫がなされています。
日常生活に活かすには?
普段の生活でもうっかりすることはよくあると思います。
なので、そんなシーンを「ポカヨケ」すると、うっかりミスがなくなります。
私が実践しているのは、
荷物の準備をしている時、今はまだ入れられないもの(歯ブラシなど)があれば、ファスナーは閉めずに、入れる予定のところだけ開けておく
外出時に要るものは、玄関横で一つの入れ物に全て入れておく(家の鍵、車の鍵、財布)
妻の鍵が玄関にない時は、外から鍵をかけておく(ドイツの家はサムターンではなく、中からも鍵で閉めるので、そこに鍵が刺さってない時は、閉め出しにならないように閉める)
などです。
ポカヨケを実践することで、忘れて何かをしてしまったり、忘れ物を防止したりすることができます。
皆さんも、ぜひ日常の中でうっかりがないか探してみてください。
そしてそこにポカヨケの工夫ができれば、もううっかりとはおさらばです!
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このような内容で、今後も生産現場の改善事例を生活に活かす方法をご紹介していきます。
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