「呼ぶ声」

よくバンドを始めたきっかけや長く続けるコツを聞かれることがあります。

田舎育ちだったけど人と同じことがとにかく嫌で、それが窮屈でしかたなくて。
バンドを始めたきっかけも単純に人と違うことがやりたかった、目立ちたかった、人気者になりたかった、そんなところでした。

だけど「続ける」っていうのはそんなに簡単なことじゃなくて。
まさかこんなに長く一つのことを続けられるなんて当時は思ってもみなかったし、自分でも正直驚いています。
バンド活動を続けてく中で順調な時期だけじゃなく寧ろ大変なことの方が多く、途中には沢山の反対の声やバカにする声、音楽をやめて別の道へ…という誘いの声もありました。

そこで脇目も振らずにこの道を歩いてこれたのは、強い信念を持って歌い続けることができたのは何でだろう？と振り返ったときに。

「ただ目の前の決まってるライブを、一本一本全力でやってきた」

それだけでしかないし、その積み重ねによってブレない強さも生まれてきたのかなと、今はそんな風に思います。

今でこそちゃんと先の未来まで考えながら活動できてるけど、ギリギリで歌ってたあの頃の気持ちを忘れたことは一度もありません。
だからファンのみんなへの感謝の気持ちを忘れたこともありません。

みんな、いつも名前を呼んでくれてありがとう。

それでは新作「呼ぶ声」どうぞ。