5/1プロファイル 「私は別に大したことない!」



2/4プロファイルで「ちゃんとしない勇気」を持ちましょうと書いたのですが、5/1プロファイルは「大したことない自分」を受け入れてあげることが大切です。


2/4と5/1は対局の位置にいるのでお互いを羨ましく思いやすいです。2/4はちゃんとしてる感じ。ミステリアスでかっこいい感じになりたいと思いやすいし、5/1はいつも自然体でフランクな人をいいなと思うのです。


5/1は問題解決者と研究者の組み合わせからなるプロファイルです。

好きなことを研究し、その研究結果を基盤として実用的な解決策を練り、問題解決者となる人です。

なんだかかっこいいですね、頼りになりそうな雰囲気です。


5ラインは魅力的に見えるので、他者に期待をされやすいです。なんか凄そうに見える。先生のような雰囲気を持ち、解決策をくれそうなイメージを人に与えます。この”投影”というのも5ラインの持つ素質ですが、人から投影されたイメージを生きてしまうという傾向があるのです。


人は5ラインに対し自分にとっての「最高のイメージ」を投影します。最高な先生、最高な生徒、最高なパートナー、最高な子ども、最高な妻、最高な夫、最高な上司、、、という具合です。


このような期待を5ラインは感じ取り、まさにそのように演じてしまう節があります。5ラインにとってはこれが自然なことであり、息を吸って吐くくらい簡単にできてしまうことです。

幼少期に”良い子”だと褒められてきた人が多いのではないでしょうか。

親や先生などの大人から投影された"良い子””良い生徒”というイメージ。
さらに友人たちから投影された"自分”

いつも笑顔で、優しくて、穏やかで、わがままを言わないなど。そんな自分で人に褒められた時や認められた時に達成感や満足感、優越感を覚えていませんでしたか?このようなイメージ通りの自分を演じたことによる成功体験の積み重ねが「これが自分」「こういう自分でうまくいく」とう間違った自分像を形成していきます。

ハートセンターが白い場合この傾向は強まります。

このような姿で生きていると、時々人に”落胆される”ようになります。これは他者が自分に投影したイメージと本来の自分に乖離が大きく「大したことない」「こんな人だったんだ」

「期待はずれ」だったというようなことを言われたり、そのような空気感を他者から感じ取った時、5/1はとても傷付きます。

「最初からできるなんて言っていない」「そんな人だと勝手に思い込んだのはあなたじゃないか」

本当に人は勝手なものです。ですがこのようなイメージを人に投影させてしまうのも自分自身の素質からなのです。


先生のような頼りになりそうなしっかり者と好きなことを時間も忘れ研究する小さな子どもの組み合わせなので、しっかりしてそうに見えてうっかり者なのです。知れば知るほどポンコツな自分が見え隠れ。

遠くにいる時と近付いた時のギャップを1番持っているので落胆もされやすいということです。


このような「人から落胆され傷つく」経験を積み重ねた5/1はだんだん本当の自分を人に見せることが怖くなります。元々自分の問題は自分で解決することが当たり前なので、人に弱みを見せるプロファイルではありません。


本来持っていた素質と積み重ねた経験によって5/1は本来の自分を隠し、人と一定の距離感を持って接するようになります。

近付いたと思ったら距離を取られるな。という感覚を5/1に抱く人も多いのではないでしょうか。

そこがミステリアスで魅力的に見られることもありますが、本当の自分を知る人は誰もいない。という孤独感を抱えている5/1も少なくないと思います。


そんな5/1に声を大にして言いたい!

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