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AIと走る|制限的日次カロリーの話
-5分で読めます-
こんにちは
マニュです
走る目的は人それぞれですが
「痩せる=ダイエット」の手段として
走ることを選ぶ人は多いでしょう
その理由は、痩せようと考えたとき
有酸素運動が効果的だと言われているからであり
事実、長年言われ続けてきました
そして、それは間違いだったことを
今日はまとめてみました
その理由は、「制限的日次カロリー」です
著者紹介
ハーマン・ポンツアーはデューク大学の人類進化学准教授およびデューク・グローバルヘルス研究所のグローバルへルス准教授として活動している。彼は国際的に知られた人間のエネルギー代謝学と進化に関する研究者であり、タンザニアのハッザ族やウガンダのチンパンジーを含むさまざまな環境でのフィールドワークを行っている。彼の研究はニューヨークタイムズやBBC、ワシントンポストなどで取り上げられ、画期的なものとして注目されている。
・・・
最も一般的なダイエット方法は有酸素運動
「有酸素運動は、ウォーキングやランニングなどを含み
脂肪を燃焼しやすくカロリー消費を増やすため
ダイエットに効果的です」
以上はChatGPTに「ダイエットに効果的な運動は何?」と
聞いて返ってきた答えです
ChatGPTが集まられるデータは
2021年までのものと言われており
有料版は2022年となっています(1)
今回、問題にした「制限的日次カロリー」が書かれた
運動しても痩せないのはなぜか|ハーマン・ポンツァー著は
2022年10月21日が初版だったため、ChatGPTのデータに間に合わなかった
可能性がありえますが、見逃せない事実が明るみになったことは
間違いありません
運動しても痩せないのは「消費カロリーは調整されるから」
運動しても痩せない理由は
本書の5章に書かれています
著者が築いた知識や調査内容は
たっぷり書かれているため
簡単にまとめていいものか迷いますが
ざっくり言うと、人は運動しても痩せません
その理由は、6つあります
①|人の1日の代謝量は体重で決まる
②|運動しなければ摂取カロリーは全身に行きわたる
③|運動すれば摂取カロリーを上手く使える
④|人は生存するために進化し、残った種である
⑤|運動は体重維持に効果的である
⑥|消費カロリーと摂取カロリーの計算は無駄だ
ここでは、⑥の消費カロリーと摂取カロリーの話を
掘り下げたいと思います
「消費カロリー<摂取カロリー」で太る
消費カロリーを摂取カロリーが超えて
その状態が続くと、太ります
これは超当たり前の話です
でも、消費カロリーを増やしたことで痩せることは
どうやら間違いのようでした
長年信じられてきた(僕は信じていました)現実が崩れ
これから走ってダイエットをする予定の人は
迷うかもしれませんが、運動は別の意味で意義のあるものです
今回は「制限的日次カロリー」の話をして
運動しても瘦せない理由の結論を述べる目的があります
とはいえ、運動は消費カロリーのバランスを保ち
体の免疫機能や食欲をコントロールする役目があるので
絶対したほうがいいことには違いありません
本書はページごとに、数々の調査結果が
分かりやすく書いてあります
ただ、今はそんな話以上に魅力のある
実質的な話を進めていきますね
なぜなら、調査結果が分かったところで
「運動しても痩せない」事実感が増すだけですし
大事なのでもう一度言うと
消費カロリーを摂取カロリーが超えると太ります
基礎代謝は上がらない
ダイエットのために、ウエイトトレーニングを選んだ人は
「筋肉をつける→基礎代謝を上げる→痩せる」というロジックが
頭の中にあり、成功間違いなしと思うはずです
(僕はそう思ったことがあります)
でも、基礎代謝(以下、BMR)は
筋肉をつけてもあがりません
というか、筋量を上げても効果はうすく
苦労して(お金も使って)トレーニングに励まないほうが
心の負担は少なくて済むと思います
詳細は最後にまとめますが
BMRの割り振りは脳がコントロールしているため
簡単に変えることはできません
そして、脳が考えていることは
現代的ではないことが、面白いところです
脳は「生存と子孫」のことを考えて
BMRをコントロールしています
筋量の増加は、多くのエネルギーが必要です
そうなると、食べないと筋量は増えないんですよね
昔は、筋量より生存です
現代がいかに豊かになったのか理解できます
そして、食べて筋量を増やし
基礎代謝を上げて痩せようとすることは
実は、脳が消費カロリーをコントロールするから
痩せていくわけですね
つまり、筋量をあげて痩せることに
関連性はありそうに感じますが
本当はありません
補足|BMRの詳細
下記は、BMRの振り分けです
・筋肉24%
・心臓12%
・肺5%
・腎臓9%
・肝臓20%
・消化管16%(微生物叢)
・脳20%
-
体のすべての臓器が一日中仕事に励んでいることを思うと
BMRが1日の消費カロリーの大半
ほとんどの人の場合、 60%ほどを占めている
-
BMRの計算方法はコチラです
・BMR=7×体重+551
・BMR=5×大樹+607
太るも痩せるも積み重ね
時間をかけて大きくなった企業は
信頼を落として、急に小さくなったあと
倒産してしまうことがあります
たとえば、ヨウジヤマモト
2009年10月、株式会社ヨウジヤマモトは
民事再生法の適用を申請、事実上の倒産をすることとなりました
その後、投資会社インテグラルとスポンサー契約を締結後
新会社を設立しますが、事業を譲渡しています
記事の最後に
日本を代表するデザイナー、ヨウジヤマモト
不屈の精神でこれからも新たなファッションスタイルを
見せてくれるのではないでしょうか
と書かれていましたが
人の体は不屈の精神で甦りません
というのも
太った事実を巻き戻すと
食べ過ぎた生活を過ごしたことが
分かるだけなんです
なので、痩せることを同じように考えればOK
3年くらいかけて、サクッと痩せればいいだけと
考えてみてはいかがでしょうか?
とはいえ
行動が結びつき、結果が出ることは
100%快感になります
たぶん最高だと思うんですよね
ただ、増やすも減らすも同じことです
これは忘れないでください
だから、本当のことを知って
自分が望む結果に結びつける行動を
日々過ごすことをおすすめします
最後まで読んでくれてありがとうございました
マニュ
参考元リスト
(1)ChatGPTの知識が2022年1月まで拡大:GPT-4がアップデート!
(2)第3章カロリー消費量研究に起きた革命 P105|運動しても痩せないのはなぜ
(3)ヨウジヤマモトの歴史|Miraigakyoki Laboratory