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心身ともに軽くなる習慣

2020年12月22日に「風の時代」という新しい時代が始まったと言われています。「風の時代」という言葉を耳にしたことがない方でも、2020年という年を通して、地球規模で世界が揺れ動いたという思いを持たれた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。

現に私もその一人ですし、私の家族もそうでした。仕事を始めても時間に制限することを余儀なくされ、経済面でも今まで以上に工夫が必要になりました。不安は増すばかりの状況ではありましたが、それでも時は止まってはくれません。そんな状況の中でも、生きていかなければならない訳ですから。

私は親ですし、親としての責任があります。そう思うことで、自分の中に広がる不安な思いを打ち消し、行動しなければと奮い立たせていました。時には、身近な人に助けてもらいながら。

そんな状況の中で、少しでも生活に役立つ情報をと思い、日々SNSで色々な方の話を聞くようになりました。経済的な不安を解決する方法とては、やはり自分で労働することが一番早いですが、それに加えて、心の状態によっては、自分で思う以上に物事がうまく流れていくこともあるようなんです。心の状態をプラス、ポジティブな状態に保つことで、物事の流れがよくなる?自分の望む方向に進んでいきやすくなるとでもいいましょうか。

不安に思うことがあると、何をやってももやもやした気持ちのままで、いつまでたってもその事が終わらなかったり、うまく進められなかったりすることがあると思うのです。確かにそうですよね。解決しない限り不安はずーっと続きます。私もそうです。

でも、そんな心の状態のままで暮らしていると、物事がうまく進められないという苛立ちから、自分を取り巻く環境にもよくない影響が及んできます。一緒に暮らす人たち、家族だったり、親戚だったり、友達だったり、同僚だったりと、その対象は様々ですが、その苛立ちを周りにぶつけるということが起こり始めます。他人を巻き込み始める訳です。

自分で自分の環境を悪くしてしまうなんて、誰もそんなことは望んでいませんし、そんなつもりなんてこれっぽっちもないのに。私自身、割とのんびりとした性格のため、おしりに火がついてから行動に起こすので、本当にたちが悪いです。不安があったとしても現実逃避して、行動は後回し。でもいったん火が付くと手に負えない。最悪です。

そんな最悪な状況を幾度か繰り返して辿り着いたのが、その不安な気持ちを一瞬でも打ち消す方法、「掃除」でした。掃除なんて生活の一部になっている方がほとんどかと思いますが、私には、その「掃除」が昔から苦手で、習慣にすることができずにいました。半世紀以上生きてきても、苦手なのです。

それでも、汚れていると気持ちがスッキリしない自分がいるのも分かっています。それなら、その時すぐにきれいにしてしまえばいいのに、必ずと言っていいほど後回しにする訳です。ほかにやりたいことを優先するのです。

そんなぐーたらな私でさえも、2020年という大変革とも思える時代の流れのおかげで、「掃除」という苦手なことを続けてみようという気持ちになったのです。社会、世の中が変化しつつあるのだから、それに合わせて自分も変わるチャンスと思ったのでしょうか。素直といえば素直ですが、「掃除」が苦手という所は、決して自慢になることではありませんが。

そして、ほとんどの方にとっての「当たり前」の「掃除」をやり始めたのです。朝起きたら、「白湯」の準備をして、「トイレ掃除」をする。「トイレ掃除」は以前からするにはしていましたが、時々休むこともありましたし、朝するという習慣は全くありませんでしたので、これに関しては気合を入れる必要がとにかくありました。「やるぞ!」という気合です。そうでもしないと、すぐに、ずるい心がささやき始めますから。「一日ぐらいやらなくったって、どうってことないさ。明日やればいいじゃん。」と。

その「ささやき」が聞こえないように、とにかく朝起きたら「白湯」と「トイレ掃除」の事を真っ先に考えるようにするのです。しばらくやり続けるうちに、不思議なもので「トイレは汚い」という気持ちが、どんどんなくなっていました。それどころか、「トイレが一番爽やかな空間」と思えるほどに。とにかく気持ちがいい。爽やかも爽やか。

そんな爽やかな空間を自分が創り出していると思うと、嬉しくなり、もっときれいにしようという気持ちになってくる。「掃除」をまともにやってこなかった私には、そんな気持ちが新鮮で新鮮でなりませんでした。お恥ずかしいですが。

「トイレ掃除」は心の状態をよくするだけでなく、体の状態をもよくしてくれるようです。トイレという限られた空間での掃除は、場合によっては体を丸めなければならなく、逆に体を伸ばして行わなければならないこともあります。トイレの奥は体を丸めて、上部の壁や天井を拭く時は体を伸ばしてのように。

体と腕を伸ばして天井を吹いた時、特に天井を拭いた時に感じたのは、自分の肩と肩甲骨の辺りをフルに動かしているということに対する驚きの気持ちでした。発見です。これはすごい。この動きを毎日続けていたら、肩こりなどの不調を感じることが少なくなるのではないかと。

家事は大変な労働であるという意見を聞くことがありますが、この「トイレ掃除」一つを考えてみても、その意見に賛同する部分は大いにあると思います。

ここでは「トイレ掃除」についてのみお話していますが、台所掃除、お風呂掃除、部屋掃除、玄関掃除などなど、あらゆる物を掃除することで、心身共に軽くなっていくようです。これはあくまでも個人的な感想ですが。

みなさんの「心身が軽くなる習慣」とは、どのようなことですか。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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