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先月の今日、カカトから落ちました。

2023年11月29日(水)
入院30日目

2023年10月29日のこと。
流石にキッチンの下(床下)をふさがないと、冬越えできないな。急に寒くなってからは、床下からの冷気が、室内を支配するかのように、寒さが上がってきていた。

材料はある程度、
買っていたものの、日々の生活のサイクル、起きる→作業着に着替える→洗濯→前日の洗濯物を仕分けて各部屋に届ける→洗濯物を干す→痛み止めを飲む→修繕箇所をながめて考える→作業する→昼休憩→作業する→片付ける→不足の食材があれば買い出し→酒呑みながら夕飯作る→食べる→片付ける→洗い物と一緒に風呂入る、が、ちょっと辛くなってきた頃ではあった。
家の中は物だらけで、大きな材料を広げる場所もないので、ワンボックスの軽貨物自動車の後ろをフラットにして、この日の材料の断熱材を広げていた。
この車を次の日に、家族か使うかも知れないので、断熱材を張る作業は、今日中に終わらせたい。決して焦ってはいなかったが、つもりとしては、その予定でいた。


作業する前は考える。
先ず、どうやるか、何が必要か、どのような手順にするか。これらが曖昧な場合は動かない。もちろん、効率よく作業する為には必要なこと。
でも、職業ではないので、そこまで詰めなくってもいい。
1番大きな理由は、無駄な動きを避けたいから。
腰椎すべり症と変形性膝関節症の右足に負担をかけたくないから。
強烈な痛みや、定期的な痛みはなくなったものの、足への負担が長時間あると、しばらく動けなくなることも、時折はある状態。
痛みが出ると、足が上がらなくなったり、踏ん張りが効かなくなるので、修繕作業が不可能になる。それはとても困ること。
なので毎朝、痛み止めを1錠だけ飲んで作業をしていた。
右足に負担がかかるということは、自ずと左足にも負担がかかる。
診察は受けてはいないが、右足と全く同じ症状が、少しずつ出始めていたので、そんな時は、なるべく足を休ませるようにして調整しながら生活はしていた。


作業の準備をしている時に、
どうしても、ひとつだけ見つからない重要な道具が。
”タッカー”という、巨大なホチキスみないなヤツ。そいつで断熱材のビニールの端っこをパンパン打っていけば、身体の負担も少ないけれど、どうしても見つからない。見つける時間で、今日が終わってしまいそうなので、諦めて、小さい釘で留める事に。
これがなかなかな作業で、体勢も取りにくいし、失敗も多いしで、もっと簡単にいくと思ってたが、ちょっとナメ腐ってた。
気分的にも、体勢的にも、しっくりいかないながらも、最後の列の手前までいった。最後の列が、また、くせ者で、足場がない。
要は、断熱材を張ってしまったので、地べたである床下に、しっかりと足が付けずで、1番足に負担のかかる”しゃがみ姿勢”で最後の作業をする事に。
これまでの作業で結構、肉体全体に疲労がきているところへ、トドメを刺されるかのような体勢。終わった頃には、かなり足の安定が悪く、痛み止めも切れつつある感じ。


でも、
ものすごくいい感じの時間に作業が終われたので、この流れで片付けするれば、17時から夜メシの支度に入れるな、と、時計を見たのが16時過ぎ。
このペース、このペースと思いながらも、足はかなり安定が悪く、フラついてはいる。断熱材も張ってしまったので、足場も、根太と呼ばれる40ミリ位の木だけ。
道具を少しずつ持っては運んで、隣の居間に置き、また戻って持っては運んで居間に置き、戻っては、と踏み出した場所が、
「ここ絶対乗っちゃいけないからな、乗ったら落ちるぞ。」
と、家族に散々言っていたデンジャラスゾーン。
それを左足で思いっきり綺麗に踏んだ。
踏んだ瞬間、
「あっ!!、やっちまった!!!!!」
と、いう思いと
「どうしよう、明日からの修繕、誰がやるんや〜〜〜〜」
と、いう思いと
「せめて床まで張りたかった〜〜〜〜〜〜」
と、いう思いと
「え、これいかんヤツやん、折れるかも〜〜〜〜」
と、いう思いが、瞬間的にババババーーーーと脳内に流れ、地面に着く前に
「いたーーーーーーーーーーーーいいいいいいーーーーーーーー!!!」
と、叫んでた、多分(笑)
高さ70cm位からの落下なので、数秒の出来事なのに、人間って、こんなに色んなこと思うんか、と驚いた。


足を着いた瞬間、
足首あたりで何かしらムニュっと、何かがズレた感覚がした後に、足全体が、いたたたたたたたたた!!!!となったが、どんな痛みかと聞かれても、痛いだけで、どんなとか考える余裕なんかないわ!って感じ。
近くに居た父に
「折れたんか?」
と、聞かれたが、そんなん折れたことないで分からんし、痛いんやで知るかそんなん、と思いながら、痛い痛いの連打をしていたら、2階に居た家族が駆けつけてくれて、その後は自分で這い上がったのか、上げてもらったのか、全く覚えがないが時計だけはしっかり見たような。16時半頃だったな。

2023102916:30前に落下


1階の部屋が、
全体的に修繕中なので、横になる場所もなければ、しっかりとした椅子もない。横になるとしたら2階へ上がらなければならないが、そんなん絶対無理。仕方なしに、いつも使っている丸椅子に腰掛け、痛みが落ち着くのを待つしかなかった。そんな状況でも、しばらくすると痛みが落ち着いてくる。
そうなると次は、さあ、どうする?今日は日曜日。
救急外来行くか、1日待って次の日かかりつけへ行くか。
救急で入っても相当待つだろうし、結局次の日再診だろうし、痛みはあるものの、徐々に引いてきているし、痛くても死にはしないから次の日、かかりつけの病院へ行こうと決めた。

その後は何とか工夫したり、家族の肩を借りたりして、家族の部屋に床を作ってもらい寝た。しばらくは痛みが波打って、来ては去り〜来ては去り〜を繰り返したが、多分深夜2時頃から割とぐっすり寝た気がする。

そんな先月の今日だった。

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