頼れない、日本(1)
いろんなメディアで日本の現状を論破する記事を読むことが多いが、それらを読んでいると、「これからの日本には期待できないなぁ。」と感じることがある。
少子化だとか、そんな簡単なことだけでなく、教育(人材教育なども)、女性活躍、IT化、外交問題、労働環境、ハラスメント、老後、国の財政などなど。
もちろん、どの国にも問題はある。
でも、日本人は問題を、問題としてとらえていない感じを受ける。
それが、これからの日本に期待できない理由だろう。
↑上記記事では、柔道は日本発祥のスポーツなのに、今までに中高生が練習中に121人亡くなっていると記しています。
なぜか、指導者や顧問、上位者による未熟さを軽視した過度の訓練や、罰としての不適切なトレーニングがあったからです。
ひらたく言えば、パワハラがあったんです。
それを改善しようとせずに、昔のままに進めている。
問題じゃありませんか?
かたや、海外では、そういった柔道事故は起きていないと言う事です。
フランスでは競技人口は日本の4倍以上の60万人にもなるのに。
なぜなら、イギリスやその他の強豪国では、児童保護プログラムにのっとって指導を行っており、さらに、安全に指導できるコーチの育成が確立されているからです。
全柔連は2013年にそれまでなかった指導者資格制度を作っているようだが、指導者の意識改革は道半ばのようだ。
もう、2020年になると言うのに、まだ道半ばとはどうしてでしょうか?
個人的には、日本人は、努力・根性みたいな、格好いい言葉が好きだからですよ。
そして、何でも頑張っていればいいという考えがあるからなんでしょうね。
ようするに、指導者を指導できる人がいないし、何か問題があっても、変わりがいないって理由で続投になる。
結局、謝っておしまい。そんなことは、教育現場だけでなく、社会では当然になっているんです。
そういうところが問題でないでしょうか?
・・・このままの日本には期待ができない。