母の気持ちが初めて分かった日
私は、9歳.6歳男の子のママ。
長男出産を気に気づいた『お母さんが嫌い』という気持ち。
それに向き合けるも解消されないその気持ち。
諦めかけた日々と『お母さん大好き』を取り戻した記録。
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母のお見舞いに行く日。
母が好きだった、横浜高島屋に寄ってお母さんへのお土産を買った。
小さい頃、我が家のおすまししたお出かけ先といえば横浜高島屋だった。
夏と冬の年2回、お中元お歳暮買って、ご飯食べて、お土産にスイーツ買って、ジェラート食べて帰る。これがお決まりコースだった。
高島屋だとポイントが使えたり、ポイントが溜まったりするから母は高島屋で買い物をしたかったのに、ちょっと崩れた雰囲気に憧れてた私は高島屋じゃないお店がいいー‼️っていつも母を困らせてた。
その日初めて、分かった母のその時の気持ち。
お金が潤沢にあるわけでもない、日々自分の食べたいものや欲しいものを我慢してた母。
それでもお世話になった人に少しでもお礼の気持ちを伝えたくて高島屋で贈り物を買ってたんだよな、そして私の願いを少しでも叶えようとしてくれてたんだな。
(ポイントが果たしてどれだけお得なのかはよく分からないけど、それは関係ない!)
それが母の愛の循環だったんだよ。
高島屋の外のお店でランチ食べたいって言われてお母さん困っただろうな。でも連れて行ってくれたなぁ〜
どこのお店行ってもぺちゃくちゃ店員さんと話して、しかも結構な自己開示をいきなりしたりしてて店員さん喜んだりしてたよなぁ。
それを待つのが面倒くさくて、早くしてよと思ってたし、そんなおばさんになりたくないと思って大人になってからも店員さんと話すことはほとんどなかった。
でも、その時のお母さんの気持ちも今日分かったんだよ。ただ、ただ人を喜ばせて、愛を循環させたかっただけなんだよ。
プリン屋さんで対応してくれた店員さんが、13年前からいる人で、昔の商品のことを覚えていた。
4、5年前にプリンはリニューアルされてて母と買った味ではなくなったらしい。
でも、『味は最高ですよ』ってお墨付きだから大丈夫。前のプリンの味を引き継いでるお店のことも教えてくれた。
母と食べたいと思って沖縄から来たんです。
って話したら『毎日沖縄の動画見てるんです!』って、話が弾んだ。
で、お店出てから『あーこのエピソードお母さんに話したら喜ぶなぁ、あ!写真撮ろう』って思った。
今までの私なら、写真撮るほどでもないとか、店員さんに嫌がられたらやだなとか思ってそのまま立ち去ってた。
でも、その日は違った。
ぐるっとフロアを回ってお店に戻って、写真撮ってもらった。きっと母喜ぶなぁ〜と思って。
そしてね、1番に持ってきたいって思ったお土産がここのプリンだったんです。って話したらすごい喜んでくれたの。
あぁ、この店員さん。毎日沖縄の動画見ちゃうほど疲れてるけど私のこのエピソードで1年はお仕事頑張れるくらい嬉しかっただろうなー
長く働いて良かったなって思ってるかも。
って感じだよ。
私が支払ったのは1600円だったけど、それ以上の価値を交換し合えたんじゃないかと感じたの。
自分が、素直になればこうしてお金と愛が循環していくんだって感じた出来事だった。