影武者になろう〜マインド注入編③
ポイント3
「いらんことはせんでいい」
(本体)のやってみせる姿を(影武者)はしっかり見た後、喫茶店や車中で『相手の立場になって考える営業』についての考察を教えてもらうことで、他の営業マンから抜きん出る為のマインドを知ることになる
例えば、こんな考察はどうでしょう
(長期的に付き合える営業マンと、付き合えない営業マンの違いに対する考察)
営業マンとして注文を受ける際に大切な局面の『商品に対してお客様の評価、結論を聞き出す時』に、個人で責任を負わない、押し付けられないように行動することが長期的に付き合う時には『大事』
どういうことか…
よくあるパターンとして、営業マンが自社製品は他社よりも良いからと説明を長ったらしく言うとすると、相手は「お前が言ったから、買った。あかんだら責任取れよ。」と半分冗談半分本気で言うことになる
「ほんまに責任とれるか?」
「営業マンは無責任」
「会社は担当を替えたらいいかもしれやんけど、バックのない個人の力で営業する俺らは、そこで終わり」
ここで大事なのが、自分が売るモノを良きしろ悪きにしろ独善的に評価しないこと
あくまで聞かれたら個人的な感情としてサラッと話すことで、自分の評価を相手に押し付けていない印象を与える(普段の言動からも気を付ける)
「個人的には、好きな方です」
「僕はちょっと面白いと思いました」
自分の感想はこの程度で、相手に質問できるといい
「〇〇はご存知でしたか?」
相手が語るか語らないか、状況にもよるが、相手の真意を汲み取っていきたい
注意すべきは、その商品に対して、相手には独自の感想や持論があるので、下手に意見が衝突しないように、気を付けながら話をすすめること
じゃあどうするか…
良いほうに傾いてもらう理想的な展開は、気分の良い状態で楽しくその物を見てもらって、純粋に楽しんでもらうこと
そこで生まれた興味に、事実や周辺情報を付け加える。
その為に予め市場の評価を集めておく。
今後の可能性や展望の情報を集めておく。
相手の立場になって、有益な情報を伝える。
自分の都合の良いことばかり言わない。
「反対の立場なら、腹が立つやろ?」
それが行えたなら、その商品を必要な分だけ、もしくは買えるだけ買ってくれるだろうし、必要ないなら買わないだろう。
相手の判断をしっかり受け入れる。
後になって足掻かない。
「次もあるから。その時買ってもらえたら十分売上確保できる」
「いらん事をしない!」
ダメな営業マンは、いらんことばかり言う
ダメな営業マンは、相手がしてほしくないことをする
ダメな営業マンは、お願い営業をする
ダメな営業マンは、口が臭い
(本体)から(影武者)は、営業マンとしての深い考察を叩き込まれて、やっと普通の営業マンになれる。
必ず先人の経験を後追いすることになり、その時の状況理解がより正確に出来るようにならないと、せっかくの『金の卵が割れてしまう』ことになる
影武者になる、もしくは作る過程で、
本体も影武者も本気で考えやな、簡単に仕事が吹っ飛ぶことになると心に刻むだろう