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影武者になろう〜責任者たるもの編②
『モノを買うときの大局観!?』
営業マンとして1年半過ぎた頃…
「同じレベルの商品なら、好きな営業マンから買う…」
ある責任者に言われた事です。
(もちろん経営者ではない)
その時は、自分の不甲斐なさに落胆するとともに、その人の行く末に漠然とした不安を感じました。
その後、その人がどうなったか…
ヤクザにつけこまれて、即刻クビ。
そんなエピソードから考察します。
僕が言われた言葉(営業の現場なら良く聞く言葉かもしれません)には、商売における2つの重要な点があると思います。
1つ目は、「同じレベルの商品」などないという点。
商品としても、誰から買うにしても、おんなじ条件など存在しえない。
2つ目は「好きな営業マンから買う」
先々のメリットやアドバンテージを第一の理由にしていない。
経営者の立場になって考えてみてほしい
仕事を任せている責任者が「同じレベルの商品」なので「好きな営業から」買いますなんて言ったり、そう考えて買っていたら、どう思うだろう?
先を考えていない?思考停止?気分屋?さぼってる?言い訳?何か隠してる?
疑い深い経営者なら、ちゃんとした根拠を欲す。もちろん、責任者も稟議書にはそれなりの理由を述べて考えた末だと説明する。
しかし、実際に自分の気に入った営業マンに贔屓をしたわけだ。
責任者は、あくまで商売を任されており、
それは勝ち筋を考えて選択をすることを意味する。
熟考したら、経営者の諜報家として固いポジションにいる営業マンに、ガッツリサポートしてもらったり、教えを乞うぐらいでないと世渡りできないことに気付いたかもしれない。
愚かなのプライド、商売(選択する勝負=ギャンブル)における思考停止、心の弱さを威勢のいい態度で隠すこと、そんなこんなが『あの発言』から薄っすら感じられたのは、間違いではなかった。
愚かなプライド、商売における思考停止、心の弱さを威勢のいい態度で隠すこと
これらの弱点を持つものは、長期的な付き合いをものに出来ない。
長期的な付き合いが出来ない人間は、簡単に落ち目をみる。
短期的なメリットやアドバンテージでは、長期的に勝てない。
長期的なメリットやアドバンテージがあるからこそ、短期的にも勝てる事というものだ。
確かに、始めは営業マンの人柄を気に入って付き合いが始まるかもしれないが、先々のメリットやアドバンテージがなければ続かない
先々のメリットやアドバンテージとは何なのか?
それが分からなければ、
一生、消費して、消費される人生を歩まねばならないだろう!!!
(自戒も込めて)
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