モテる男って? 第3章
第三章:”モテる”とは何か。どう分析すべきなのか
過去の論文を洗い出すとおもしろいものが複数出てきた。
• 兄弟構成と対人関係
o https://www.jstage.jst.go.jp/article/pamjaep/53/0/53_148/_article/-char/ja/
• 魅力的な人
o https://www.konicaminolta.jp/about/research/technology_report/2007/pdf/interdis_001.pdf
• もてたい人にモテる極意
o https://ci.nii.ac.jp/naid/40019826320/
• モテるための因子は何か?
o http://www.pieronline.jp/content/article/0022-1961/113020/363
• 好かれる男性・女性の特徴
o https://www.nara-edu.ac.jp/CERT/bulletin2004/b2004-01.pdf
• 嫌われる特徴(帰無仮説)
o https://nara-edu.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=9964&item_no=1&page_id=13&block_id=21
• 大学教授の好かれる・嫌われる特徴
o https://www.nara-edu.ac.jp/CERT/bulletin2003/cerd2003-04.pdf
これらの論文の中でも、我々は、2004年に執筆された、豊田弘司教授(当時:奈良教育大学心理学教室)の論文に着目し、同じ手法で2020年の好かれる男、すなわち“モテる男”の要素を洗い出す計画を立案した。
仮説:モテるとは、多くの女性に好かれる事であり、その好かれる要因となる特徴は、ある一定の傾向がある。
目的:我々のグループの一人が、どの特徴を生かし、どのような動きをすれば、“モテる”事が出来るかを組み立てる
計画は以下のとおりとした。
Web アンケートは、以下の手法で行う
1. 先行研究から、アンケートで聞く要素を抽出する。
2. 同じ質問をいくつか入れ、それらに対して、同じ回答をしていない回答者は、正確性を欠く回答と見なし、有効回答数から除外する。
3. 自由記述の欄を設けて、先行研究では洗い出せない、新しい要素を抽出する。
4. アンケート対象
a. 18~20代、30代、40代の女性
b. 県ごとの人数は、Appendix を参照
5. アンケート回答数
a. N数:686回答, 有効回答数:384回答
6. アンケート実施期間
2020年7月24日~2020年8月4日
アンケートの内容は以下
回答いただく方々に具体的にイメージしていただくため、最初にこの文章を記載した。
あなたが恋人にしたい方を一人イメージして下さい。
先行論文にもあるが、この一文で具体的に好きな人をイメージできるため、実態に即した回答が集まるという手法である。
自由記述の欄は、そのまま、「あなたの恋人にしたい人の特徴は○○である。○○に当てはまるものを記述してください」と質問した。我々が用意した特徴に関する質問の前に、この質問をすることで、回答者に選択肢に影響が無いように注意した。
性格の要素該当性について、以下のように質問し、それぞれについて回答をしてもらった。