最近の記事

【 PSYCHO-PASS】狡噛と宜野座、六合塚と唐之杜。の話。

唐突ですが、「PSYCHO-PASS」というSFアニメについての話をします。 しますが、筆者は頭が悪いのでシリーズの全てを語れるほど理解しているというわけではありません。SF好きを自称していますが、世界観が好きで雰囲気に酔うタイプなので、理解していなくても十分楽しんでいるのです。推理小説も全然犯人とか推理できないタイプです。ただ、ご存知の通り関係性萌えで狂うタイプのオタクなので、狡噛と宜野座の関係性にはゴロゴロと床をローリングして家中綺麗になるくらい萌えて燃えました。拗らせす

    • 貴種流離譚としての轟洋介の物語論

      こんにちは。鬼邪高のオタクです。性懲りもなく轟洋介の物語について語ります。 『影の現象学』という心理分析の一つとして語った前回に対し、今回は物語論として語ります。ツイッターで何度か語ったことがあったのですが、それのまとめみたいなものです。 まず、『貴種流離譚』とは何か、から。 wikipediaから引っ張ると…… 貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)とは、物語の類型の一種であり、折口学の用語の一つ。若い神や英雄が他郷をさまよいながら試練を克服した結果、尊い存在となるとする

      • 前田公輝主演ドラマ『凍牌』のすすめ

        常にツイッターでは「凍牌はいいぞ」botと化している真野ですが、毎回バラバラと140字×X(長い)でツイートするのもなんなので、おすすめポイントをまとめてブログ化しておいて、おすすめしたい時にぽちりとリツイート出来るようにしておけば良いのでは、と思うようになりました。まぁ、いつものやつなので既知の方はスルーしていただけると(笑) 『凍牌』とは、正式名称は『裏レート麻雀闘牌録 凍牌』という、志名坂高次先生原作の漫画のこと。我々前田公輝クラスタが単に『凍牌』と話題にする時は、大

        • 映画『THE FIRST SLAM DUNK』の『音』の感想

          映画『THE FIRST SLAM DUNK』が素晴らしかった。 井上雄彦先生の漫画がそのまま飛び出して来たような映像も素晴らしかったし、試合とキャラクターと過去回想が絡み合ってひとつひとつ昇華されていく脚本も素晴らしかった。公開から1ヶ月で私は6回映画館で観たのですが、観る度に新しい発見があって楽しいし、スラムダンクリアル世代なので年齢的に目線が完全に親目線。カオルさんに感情移入して何回見ても泣いてしまう。とにかく、原作者にしか出来ない大鉈を振るいつつ、感傷的になり過ぎず冷

          映画「東京リベンジャーズ」の脚本力がすごかった件

          ※結構細かいところまでネタバレをしますので、映画を観た方用。基本的に好意的な感想です。当方、原作漫画ファンかつ山田裕貴ファン。アニメは観ていません。(録画はしてる) とにかく脚本が上手い!!と唸った。 原作ファンなので、当然、エマちゃんが出ない、とかぺーやんの存在が消されているとか、半間の出番をなぜ全部長内が持ってくの!!??とか言い出したらキリのないところはありますが、それにしてもそれが実写映画にする上で必要不可欠だったことは分かるので納得出来てしまう。無意味な決断じゃな

          映画「東京リベンジャーズ」の脚本力がすごかった件

          DOBERMAN INFINITY について語ろう

          語ろう、と書き出したはいいが、どこから語ろうかなぁ。ハイローのオタクがLDH繋がりとはいえ急に1グループに対して長文語りをするなんて何が起こったんだって感じですが、ツイッターじゃあ書ききれないことがいっぱいあったので、自分なりの備忘録も兼ねてダラダラ書いてみたいと思います。 まず、自分語り失礼します。(興味ない方は飛ばしてOKです) 【自分語りここから】 ツイッターではハイローのオタク、村山と轟にハマって中の人にハマってそれぞれの出演作を履修しては気持ち悪い長文の感想ツイ

          DOBERMAN INFINITY について語ろう

          【おまけ】HiGH&LOWにおける村山と轟の『影』の現象学・補考:なぜ轟は失敗したのか&村山は本当に成功したのか

          前記事、たくさんの方に読んでいただけてめちゃくちゃ嬉しいです。ご感想も有難うございます! ツイッターのリツイート先のコメントにいいね爆撃してすみません。気持ち悪いですよね、でも本当に嬉しかったんで……!! 何よりも、この記事をきっかけに皆さんがそれぞれの村山&轟像について語っていらっしゃるのが読めてホクホクです。番長ズについての長文語り、するのも好きですが読むのも大好き!! さて。その後、皆さんの反応を拝見していて、言葉が足りなかったところとか、説明してなかったところがあっ

          【おまけ】HiGH&LOWにおける村山と轟の『影』の現象学・補考:なぜ轟は失敗したのか&村山は本当に成功したのか

          HiGH&LOWにおける村山と轟の『影』の現象学

          はじめまして。ザワで人生狂わされたただのオタクです。 お堅い学術論文みたいなタイトルをつけてしまいましたが、遥か昔の学生時代にちょっとユング心理学をかじった程度のど素人が、ぼんやりした知識でふんわりキャラ萌えを語るだけなので、なんとなくで読み流していただければと思います。 では、それ前提で、以下どうぞ〜。 人間が成長する過程において、未熟な自己の擬似的な「死」を経験し、通過し、より成長した自己を獲得する、ことを自己実現といいます。 この過程は大抵無意識の内に行われるので、

          HiGH&LOWにおける村山と轟の『影』の現象学