MaNOならではの"スタッフ初期教育"とは?
マノの初期教育とは何か?
初期教育=初めて見聞きする人に物事を教えるということ。
分かりやすく「子供に何かを教えたいとき」を例に挙げてみましょう。
小さい子に何かを教えようとしたときに「1」だけを伝えても、もちろん「10」 のことはほぼ100%できませんし、ましてや「1」すらもできないことのほうが多いかもしれません。
そんな場面に直面したとき、皆さんはどんなことを考えますか? そうです、その「1」すらも噛み砕いて教えますよね?
大人が考える「1」に辿り着くためにはその間の0.1~0.9のステップを踏む必 要があるわけです。
つまり、上の例と同じように、私たち(経験者)にとっての「1」と、新入社員 にとっての「1」には大きな差があるということを、まず初めに認識すること がなにより必要だということです。
これが「初期教育のファーストステップ」です。
そして実は、ファーストステップの前に「初期教育のゼロステップ」というものも存在します。ここで、いま一度その状況に戻ってみましょう。
そもそも小さい子に何かを教える前に、その子と仲良くなることから始めませんか?
興味が湧きそうなおもちゃを見せたり、同じテンションで話しかけてみた り。様々な手法を用いて子供の警戒心をとくことで、やっとコミュニケーションがスタートしますよね。
そうすることで心を開いてくれて、初めて先のステップ(初期教育のファーストステップ)へと進むことができるわけです。
この人と人が分かり合うための入り口は、どの環境であろうと、時代が変化しようと変わることはないと僕は思っています。
結局、ここで何を伝えたいのかといいますと、「物事を教えるステージの前にお互いの関係性を築くステージがある」ということです。
これが「初期教育のゼロステップ」になります。
”教育”なんて言葉が入ってしまうため、どうしても「教えること」にフォー カスしがちではありますが、根本をたどれば「教育ができるステージまで引きこむこと」が大切だということです。
【結論】
極論、初期教育にOJTや即戦力化なんてものは要りません。
まずは何より「環境」に溶け込んでもらうこと。
ものすごくラフな言い方をしてしまえば「仲良くなることがスタート」になるわけです。
奇跡的な確率で出会えた仲間と共に仕事ができるということは、とても素敵なことじゃないですか?
そんな仲間と「いい関係」で仕事ができたら、なお幸せですよね。そのために先輩である私たちが出来ることの一番最初が「初期教育」です。
マノではこのマインドを持って教育活動を行っていきます。
前回のコラムはこちらからどうぞ
美容室経営者向け講座「マノ経営大学」では、悩める経営者に向けて相談やコーチングを行っています。経営、採用、環境整備、売上、教育など、美容室経営にまつわるお悩みは、公式LINEよりお気軽にご相談ください。